デリカカスタムブックVol13では、ラプターライナーで全身をオールペイントしたデリカD:5で誌面を賑わせた奈良県のトライズオート。代表の木村さんは塗料の特性や塗り方の研究をし、ラプターライナー塗装に特化した専用ガンを開発。そんな木村さんが推奨するスタイルのひとつが、ポイント使いでラプターライナーを取り入れるカスタムである。


ラプターライナーの塗膜は純正塗装よりも強靭で、例えタワシで擦っても剥がれないタフな肌感だけに、アウトドア派のデリカユーザーにまさにオススメ。木の枝などでボディサイドを擦ったとしても、ラプターライナーが保護する部分は守られ、ダメージを最小限するのはもちろんのこと、何よりそのビジュアルがアウトドアシーンに映えるのがいい。


ルーフキャリアにラダー、グリルガードにフォグランプなど、ワイルドな装いを施すデリカD:5が増加傾向の昨今、次なるアレンジは腰下、グリル、オーバーフェンダー、サイドミラーといった個所にアクセントとしてラプターライナーを入れたり、さらにカラーコーデでホイールと同系色にする、またはラプターライナーチンタブルを使ってボディ同色でアレンジしてみたりと、可能性は無限大。ワンポイントからでも施工を受け付けているということなので、気になる方はぜひトライズオートへ相談してみるといいだろう。

バンパー部分の粗目とグリル部分の細目で粒感を変えたラプターライナー塗装によって、同系色でまとめながらもホリの深い表情を作り出す。エンブレムのみBLACKで塗り分けしている点もポイント!

パイプガードやラダー部分はあえて塗装せずに、リアバンパーのみラプターライナーを塗装している点もポイント。あくまでもアウトドアシーンで映えるをコンセプトにしているため、ポイントを絞った施工は好印象!

リムエンドのピアスボルトがビードロック風でワイルドな印象の16インチホイールにジオランダーA/T(235/70R16)をセット。ホワイトレターに赤いマッドガードの差し色によるコントラストがクール!

IPFの新作LEDライトカバーにラプターライナー塗装をしてロゴを入りでアレンジ。こうした小物一つで、質感や肌感で個性を演出できる。既製品だけにとらわれない足し算が、愛車の魅力を高める。

ベース車両は希少なポップアップルーフ仕様。ルーフ上には太陽光パネルも装着されており、車中泊キャンプも余裕。室内からもアクセスできるため、スマートなキャンプが楽しめる。
生粋の塗装職人を魅了するラプターライナー塗料の魅力とは!?


1989年(平成元年)創業のトライズオート。長年塗装業に携わってきた同社がラプターライナー専用のガンを開発してまで狙い通りの粒感を生み出した理由は、その奥深さと耐久性、そして他では味わえないタフな印象にある。
ラプターライナーはネットショッピングでも購入でき、DIYで塗装するユーザーも一定数存在するなど、この手の他商品よりも塗装作業のハードルは低いかもしれないが、下地処理やガンのノズル調整など、細かな気配りがなければトライズオートのデモカーのようなプロレベルの仕上がりは難しい。
同社はラプターライナー塗装に取り組む業者向けの講師も務めるプロフェッショナル、その仕上がりはお墨付きだ!




腰下回りのラプターライナー塗装をクローズアップすると、その均一な粒感と粗目や細目、そして塗り分けに至るまで、妥協なき職人技が詰まっていることが一目瞭然。純正色に合わせて調色したグレーのグリル部分やエンブレムも然り。好みのオーダーを狙い通りに仕立て上げてくれる。
- トライズオート
- 奈良県奈良市横井5丁目397-1
- 0742-61-9528
- https://trize.co.jp/