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【MLJ】ブラックライノの新世代ホイールは 軽量・高剛性なラリースタイル!「BLACK RHINO VOLL BR015 for DELICA D:5」

◆BLACK RHINO VOLL BR015 for DELICA D:5

世界中で人気を博す『BLACK RHINO(ブラックライノ)』は、南アフリカの大地の象徴であり、タフで力強いクロサイにちなんだブランド名を持つUSホイールだ。2015年に設立されたアフターホイールブランドとして、アメリカはもちろんここ日本でも、ミリタリーテイストを前面に押し出した独特なデザインで注目されている。特にそれが顕著になったのが2022年のこと。正規輸入元であるMLJが本格的に日本に導入してから、ラインナップも人気も一気に覚醒し、中でも『FUJI(フジ)BR‐004』といったホイールが話題となった。このタフなクロサイホイールは斬新なアピアランスにも関わらず、17×8Jや17×8.5J、18×8.0Jという日本で人気の四駆にも装着できるサイズを多数展開。さらに同ブランドの人気を不動のものとすべく、新たなラインナップが追加され、アメリカから続々と襲来している。

今回紹介するのもそのひとつで、セマショー2023でワールドプレミアされ、全世界的に注目を集めたホイール『ブラックライノ・ヴォル BR015』だ。

マットブロンズ

マットブラック

ハイパーシルバー

大きな特徴は2つあり、ラリーにインスパイアされたマルチスポークデザインであること、もうひとつのポイントが「TTF(フローフォームドテクノロジー)」による軽量化。これはいわゆるフローフォーミング製法を採用しているということ。鋳造で成型したホイールのリム部分をスピニングマシン強い圧力を加えながら成型することで、金属組織が密になって強度が上がり、リム部分は鍛造製法のそれと同様に薄くなり、高剛性と軽量化を実現できるのだ。

もちろんラリーのコンペティションモデルにインスパイアされたモデルであることも特筆点だ。ホール部を小さく設計した15本のマルチスポークは、石などの異物からブレーキを保護する形状で、まさにオフロードでのパフォーマンスを重視しているといえよう。カラーは装着するマットブラック、マットブロンズに加え、ハイパーシルバーの3色。アメリカントップブランドにおける最新作の存在感を際立たせている。

アメリカンホイールならではのアグレッシブなフォルムはブラックライノの魅力。ヴォルはそんなデザインワークに加えて、ラリーホイールを彷彿とさせるスタイルで、性能面も高めたモデルだ。石や砂をはじき返すべくホール部を小さく設計して大きめのディッシュとしたマルチスポークを採用するなど、各ディテールから放つ機能美は数多い。ステップ形状のディッシュ部や、水かきを備えて排水性を高めたホール部など、険しいオフロードでのパフォーマンスを重視している。一方で大型ロゴのレイアウトや、深くえぐったリム回りなどにブラックライノ流の個性が演出されている。