TOP > 記事 > チーム三菱ラリーアートがAXCRに参戦!世界中で愛されるピックアップトラック・新型トライトンのラリーマシンで王座奪還を目指す!
トライトン

2024.07.08

チーム三菱ラリーアートがAXCRに参戦!世界中で愛されるピックアップトラック・新型トライトンのラリーマシンで王座奪還を目指す!

新型トライトンで再び アジアンラリーに挑む!

 三菱自動車が技術支援する『チーム三菱ラリーアート』が、今夏開催されるアジアクロスカントリーラリー(AXCR)に再び参戦することを発表!マシンはラリー仕様にカスタマイズされたピックアップトラック『トライトン』だ。ご存知の通り、AXCRは東南アジア最大のクロスカントリーラリーで、特有の高温多湿な気候と山岳や密林を中心としたタイとマレーシア間の約2000㎞のオフロードでタイムを競うラリーレイドだ(ただしAXCR2024は、安全上の理由でタイのみでの開催となった。だが変化に富んだ過酷なコースであることは変わらない)。チーム三菱ラリーアートは3台体制で参戦した2023年の最高順位で3位に入賞。また2台以上のエントリーですべての車両が完走し、うち上位2台の合計タイムで順位が争われる「チーム賞」を獲得しているが、今年は加速性能や走破性を強化して、2年振りの総合優勝を狙う!  

これまでは排気量が大きく、動力性能が勝る競合車に対して、トライトンの軽快なハンドリングと高い信頼性で対抗してきたが、今回のAXCR参戦トライトンは各部の熟成を図るとともに、加速性能と走破性をさらに強化!絶対的なポテンシャルを高めた〝必勝態勢〟で臨むという。3年連続でチーム三菱ラリーアートの総監督を務める増岡浩氏は「昨年は『トライトン』が過酷なアジアクロスカントリーラリーでも堅牢性、耐久性に優れていることを確認できましたし、軽快なハンドリングと高い悪路走破性は強みであることを再認識しました。ニューモデルで2回目の参戦となる今年は、大排気量の競合車と互角に戦えるよう動力性能を強化するとともに、ワイドトレッド化で、さらに走破性を強化して臨みます。チーム三菱ラリーアートは、王座奪還に向けて始動します。ご声援をよろしくお願いします」とコメント。再びトライトンでAXCRの王座奪還へ挑む!

足もとはWORK製アルミホイールのCRAG T-GRABICⅡのスペシャルカラーに別注サイズとなる17×7.0J、そこに組合わせるタイヤは横浜ゴム製GEOLANDAR M/T G003(LT235/80R17)をセット。これは前回から変わらず、軽量アルミホイールにあえてナロータイプのオフロードタイヤを採用して走破性の向上を狙う。またレギュレーション内のチューニングで動力性能を強化し、大排気量のライバルに対抗。ラリーマシンでは定番のカスタマイズでもあるワイドトレッド化で、さらに走破性を強化している。
第45回バンコク国際モーターショーで公開された新しいカラーリングのトライトンAXCR参戦車両。ラリーカーはタイ仕様のダブルキャブをベースとし、FIAのグループT1規定(改造クロスカントリー車両)に沿ってカスタマイズされたものとなる。ボディカラーはエネルギッシュなレッドをベースに、巻き上がるダストをデジタライズしたグラフィックを車体前方から中央に配置。車体後方には、湧き出した溶岩が固まって強固な岩盤となった様子をイメージしたガンメタリックを施して、力強い躍動感と耐久信頼性を表現している。
AXCRはアセアン最大規模のクロスカントリーラリーで、29回目の開催となる今年は8月11日(日)~17日(土)にかけてタイとマレーシアで開催予定だ。ただし先日安全上の理由からラリールートは変更され、タイのみの一国開催に。コースは山岳部、密林地帯、川渡りなど変化に富み、走破性と耐久性、さらにスピードが問われる難コースが予想される。