さて、今年2月に12年ぶりに国内投入されることが決まって、大きな話題を呼んでいるピックアップトラック・新型トライトン。2023年7月26日に生産国であるタイにおいて、3代目となる新型トライトンは発表された。(国内での価格は498万800円から540万1000円)。
三菱自動車は、そのトライトンの日本デビューに先駆けて、世界最大級のカスタムカーの祭典「東京オートサロン2024」に出展し、新型『トライトン』を中心に、合計7台を参考出品した。
その詳細はというと、三菱自動車ブースでは「さあ、行こう。縦横無尽な冒険へ。」をテーマとし、新型1トンピックアップトラック『トライトン』やプラグインハイブリッドEVの『アウトランダーPHEV』、オールラウンドミニバン『デリカD:5』と軽スーパーハイトワゴン『デリカミニ』のカスタマイズ車のほか、アジアクロスカントリーラリー2023テスト車両『トライトン』やサポートカー『デリカD:5』を展示した。
中でも注目のモデルが、この『新型トライトン ・スノーシュレッダーコンセプト』。エクステリアデザイン担当者によると、国内に久しぶりに投入するトライトンだけに、アウトドアを含むいろいろな使い方をイメージしてもらうため、とくにバックカントリーをサポートするギアを数多く装着しているのが特徴だという。
さらに雪山をイメージさせるボディデザインも目を引く。これは特殊な加工をしたグラフィックフィルムで、ベースの印刷層の上に透明な層をさらに加えることで立体感を演出。いわゆるラスティ塗装のようなエイジング加工をイメージしたものとのこと。
ボディだけでなくフェンダー類などの装着パーツにもラッピングが施されているが、実際にフィールドで使って汚れてもむしろカッコ良く見える…。トライトンは、そんな使い倒せるギアだということが理解できた。
■TRITON SNOW SHREDDER CONCEPT
新型トライトン・スノーシュレッダーコンセプトは、どんな状況にも果敢に挑戦し、切り込み挑んでいく冒険心を表現したカスタムショーカー。荷台の左側面に取り付けられたレイトナー製のボックス(スキーやスノーボード用のブーツを収納するのに最適)など、荷台やルーフ上に取り付けられたさまざまな“ギア”が目をひく。対して荷台の反対側に固定されているのが、クルマがスタックしたときに用いるサンドラダー類。素早く取り出せて、使用後はそのまましまえるので、ただスタイリッシュなだけでなく、実用上のメリットは大きい。ちなみに荷台のレイトナー製フレームやルーフ上に固定されたペリカンのストレージボックスなどは、いずれもサードパーティから発売されているもの。つまり自分が購入したトライトンに同じような機能とスタイルを与えることができるのだ。
一方で、トライトンのボディを彩っている雪の模様はシルバーのフィルムに印刷したラッピングである。だがそのパターンが粉雪の舞い散る様子を見事に再現しているだけでなく、部分的にUVプリントや3層クリアを用いることで立体的になりかなりリアル。ほかにエイジング加工デザインもラッピングで表現していた。
なお、トライトン・スノーシュレッダーコンセプトを含む〝SNOWコンセプト〟のモデルはすべてTOYO TIRESのスタッドレスタイヤを履いている。中でもトライトンが装着するのは『OBSERVE W/T-R』の LT285/70R17サイズで、ウインタータイヤにもかかわらず、まるでオフロードタイヤのような迫力満点のモデルなのだ。
DELICA MINI SNOW GEAR
DELICA D:5 SNOW GEAR
OUTLANDER PHEV ACTIVE FIELD
- 三菱自動車
- トライトンスペシャルサイト
- https://www.mitsubishi-motors.com/jp/products/triton/