マッドテレーンのようにアグレッシブなルックス、それでいてオールテレーンのような快適な乗り心地…。4WD・SUVタイヤの新境地を切り開く『ジオランダーX‐AT』に、また新たなサイズが加わった。
それが『215/65R16C・アウトラインホワイトレター』。外径686㎜/総幅221㎜のサイズは、ずばりハイエースがターゲット。表記には“C”の文字が加えられているが、これはヨーロッパのコマーシャルビークル(商用車)規格を表す。つまりハイエースのような1ナンバーや4ナンバー車でも、車検をクリアできるタイヤ、ということなのだ。
一方このサイズがジャストフィットする4WD・SUVもある。そう、スモールSUVとして、バツグンの販売台数を誇るトヨタ・ライズ&ダイハツ・ロッキーだ。販売台数は多いがアフターパーツはまだ少なく、オーナーのカスタマイズ熱もさほど高くない両車だが、そのスペックは再検証の価値アリ、だ。
5ナンバーサイズに3気筒1.0ℓターボエンジン。5人乗り・5ドアで、ラゲッジルームの積載スペースもクラストップレベル。経済性はもちろん、普段乗りの機動性やアウトドアで使えるユーティリティ、最新メカ“ダイナミックトルクコントロール4WD”システムなど、ポテンシャルは高い。
■ライズの可能性を高める新サイズの〝X‐AT〟
前述の通り、基本性能の高いSUVだからこそ、タイヤチェンジの効果は絶大だ。なお、ライズ&ロッキーは純正ではエコ系サマータイヤを装着しているが、そこにM+S(マッド&スノー)の4WD・SUV専用タイヤを履かせるだけで、オンロードだけでなく、オフロードに安心して臨める。クルマが持つ本来のポテンシャルを、存分に発揮できる…ということだ。
そこで組み合わせたいのが『ジオランダーX‐AT』の215/65R16Cだ。ライズ&ロッキーの純正タイヤサイズは195/60R17(または195/65R16)で、このX‐ATはタイヤ幅で約20㎜、外径で約20㎜大きくなるのだが、これは足回りなどのカスタム無しで履くことのできるサイズ。スピードメーターの誤差も許容範囲で、車検上もまったく問題ない。
さらに今回はそんなライズとジオランダーX‐ATを組み合わせることで発揮される高い実力を検証すべく、日本屈指のオフロードレーサーであり、マシンビルダーでもある塙郁夫選手が製作したラリーマシン「ライズ・ラリー・コンセプト」に、195R16Cを履いてその実力をチェックした!
もちろんボディ&シャシーの補強や、競技規則に則った装備、足回りのチューニングは施されているが、見た目はライズそのまま。今季、北海道のラリーシリーズへの出場を予定している車両だが、この取材においても、その活躍が期待できる走りを披露してくれた。新登場した〝215〟サイズでも同じくらいアグレッシブな走りとルックスを披露できるだろう。
軽量・ホワイトレター[215/65R16C]が要注目!
M/T系タイヤが採用される「トリプルポリマー」による高強度なコンパウンドをベースに、4つの異なる形状の 「アグレッシブセンターブロック」、2つの異なる形状の 「ダイナミックショルダーブロック」を採用したトレッドパターンを持つ。オンロード&オフロードの高いトラクション性能を実現しながら、高い耐摩耗性や耐カット性を確保。さらにルックスもアグレッシブだ。
RAIZE RALLY CONCEPT
北海道ラリーシリーズにも参戦!
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