2022年7月、新オールテレーンとしてOPEN COUNTRYの仲間に加わった「OPEN COUNTRY A/TⅢ」。特徴的なのは、そのトレッドデザイン。
「OPEN COUNTRY A/T plus」がストレートグルーブ基調の典型的なリブデザインであったのに対し、A/TⅢはブロックをアトランダムに並べたラテラルグルーブデザインを採用した。トラクション指数はA/T plusを100とすると、A/TⅢは141まで高められている。とくに横溝によるエッジ成分が増えているのは見た目からも明らかで、これによりオンロード&オフロードはもちろん、スノートラクションや乗り心地、静粛性までをも大きく向上させることになった。さらにショルダーからサイドウォールにかけて、スクエアショルダー&バイティングエッジ、もみあげデザインなどの採用でトラクションや耐カット性をアップしている。この徹底した走りへのこだわりは、アグレッシブなルックスからも感じられる。ちなみにシビアスノー要件を想定したスノーフレークマークが打刻されているのも、A/TⅢの特筆すべきポイントである。
そんなOPEN COUNTRY A/TⅢを、さっそくデリカD:5に装着し、試乗してみる。選んだサイズは225/65R17である。
デリカD:5適合サイズ
□ 225/65 R17 外径724㎜/幅228㎜
□ 215/70 R16 外径708㎜/幅221㎜
□ 235/70 R16 外径736㎜/幅240㎜
キャラクター
悪路・林道だけでなく、雪道にも対応する走破性能
オープンカントリーを代表するオールテレーンタイヤとして、オンロードからオフロードまで、バランスのいいパフォーマンスを見せてくれる。シビアスノー要件を満たしたスノーフレークマークも打刻され、スノー制動やスノー操縦安定性の向上も果たしている。様々な地形、気象環境を走るための本格オールテレーンである。
デザイン
快適性と力強さを両立させながらよりタフでワイルドなデザインに進化
オープンカントリーA/T plusがストレートグルーブ基調のデザインだったのに対し、A/T Ⅲはラージブロックを配置。
ジグザグブロックにジグザグ溝を刻んだ〝ラージトラクションブロック〟や〝スクエアショルダー〟〝バットレスデザイン〟によりアグレッシブなルックスを手に入れている。
■OPENCOUNTRY A/TⅢ TEST DRIVE
実走した印象は、とにかく滑らかな乗り味と、静粛性の高さに驚かされる。テストは中低速主体の市街地から高速クルーズまで、じっくり走り込んでみた。
ひとことで言えば、ビギナーからベテランまで、誰もが安心して乗れるタイヤ。ロードノイズはとても静かで、オフロードタイヤにありがちなハンドルを通して伝わってくるゴロゴロ感はほとんど感じられない。コーナーリングでは、腰砕け感もなく、しっかり路面を捉えようとしているのが分かる。とくに高速道路の巡航は快適そのものだ。
一方、オフロードでも力強い走りを披露。ダートでの蹴り返しの強さ、急登坂でのトラクション能力の高さなど、オールテレーン以上にオールテレーン(全天候型)の強みを発揮してくれる。特にそうしたシーンでのブレーキの効きの良さはハッキリと感じられるもの。荒れた路面に安心して踏み込めて、デリカD:5の能力を最大限に活かせる。A/TⅢには、アクティブなデリカファンにこそ選んで欲しい、そんなタイヤだというイメージを持った。
装着サイズ 225/65R17
ンディングでは少々フロントショックの減衰力を高めるといい。一方荒れた路面でも揺り返しをシャキッと抑えこみ、乗り心地や操縦性を高レベルで保持する。
TEST-DRIVE コーナー
TEST-DRIVE ダート
TEST-DRIVE ストレート
TEST-DRIVE 高速道路
■ラインナップの中心にいるバランスの取れたA/TⅢ
OPEN COUNTRY M/T
OPEN COUNTRY R/T
OPEN COUNTRY A/TⅢ
OPEN COUNTRY A/T EX
OPEN COUNTRY U/T
- トーヨータイヤ
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