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【SANO AUTO】ビンテージな雰囲気を宿しつつ高い安心感や信頼性も重視する

 現代車にはない、独特なスタイリング。機械と対話するような運転する楽しさ。確かに魅力に溢れているが、例えばランクル60の場合だと一番新しくても1990年製で、33年選手。走行距離が少なくても、ゴムや樹脂部品は経年劣化しており、いつトラブルが起きるか分からない。夢も大切だが、決して現実も疎かにできないし躊躇する人が多いのも当然だ。
 そんなユーザーのために佐野オートが提案するのは、高年式車をベースに、ランクル60風にアレンジするプラン。100をベースにしたモデルは、フロントマスクだけでなくフェンダーやボンネット、リヤバンパーまで交換。テールゲート部のコンビランプはスムージングし、モール類も撤去。豪華絢爛なイメージからワークホース然としたスタイルに大変身している。
 また100ほど大掛かりなアレンジではないが、80を60風にモディファイしたり、オーストラリア仕様の角目4灯にアレンジするとも可能。ノーマルとは一味違う、自分の理想の1台を制作することが可能と言うわけだ。
 なお佐野オートでは、エンジンなどの駆動系から電球一個に至るまで保証が付いているので、これほど心強い事はないが、それは言い換えるならば、整備力に自信があるからと言えるだろう。

LAND CRUISER 100

押出しの強いカタチが好みなら後期型の角目四灯がオススメ

ランクル100 角目キット

前後とも、ストレートな金属バンパーに交換。フロントグリルを完全に交換し、ランクル100の面影を完全に払拭。リヤバンパーは樹脂パーツと金属パーツのハイブリッドになっており、違和感なく仕上げられている。テールゲート部分のコンビランプは廃止しており、良い意味で質素なスタイルとすることで、ランクルの素顔というか、実用車的な雰囲気を見事に演出している。
フロントフェンダーだけで無く、ボンネットも60を彷彿とさせる形状に変更。どちらもFRP製であるが、ボンネットの裏にはしっかり補強のための骨が入っているので、強度面もしっかり考慮する。ちなみにフェンダーやボンネット先端の段差は、佐野オートとしての「コダワリ」だ。
ランクル60だけに限った話ではないが、丸いヘッドライトはどことなく可愛い雰囲気がある。でも、可愛らしさより力強い方が良いと思う人のために、佐野オートでは後期型風の角目四灯キットも発売中。妥協しない、本当に欲しいカタチが手に入れられる。

LAND CRUISER 80

ヘッドライトの変更だけでなく細部まで変更

横長の角形ヘッドランプを丸に変更。もちろんそれだけで無く、大きなグリルや、ヘッドランプの横にウインカーを移設し、徹底して60を再現。ベース車両はVX-LTDなので、オーバーフェンダーやモールを撤去し、ナローに変更。ランクル100と同様に、ストレートな金属バンパーに変更し、クラシックなムードを演出。なお、豪州仕様の角目四灯キットも販売中だ。

ランクル80メッキ角目キット

ランクル80 マットブラック角目キット

SANO AUTO

新潟県上越市でランドクルーザーの車両販売だけでなく、メンテナンスやカスタマイズまで幅広く対応する佐野オート。代表の佐野さんは4代目で元々ビンテージカーが好きで、そこからクラシカルなランクルに興味を抱き、いつしかランクルをメインとした様々な4WD取り扱うようになる。ランクルといえども古いモデルはパーツが廃盤になっているが、佐野オートでは愛車を末長く乗り続けたいユーザーのために、様々なパーツをワンオフ制作することも珍しくない。
メカニズムは当然だが、インテリアからエクステリアまで、ランクルに精通したスタッフが勢揃い。信越地区のランクルユーザーにとって、心強い存在だと言えるだろう。
店頭には非常に多くの歴代ランクルを在庫中。しっかり比較してベストな車両をチョイスできる。なお、佐野オートではユーザーのためのキャンプエリアを開設する予定だ。