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【MOTOR FARM】モダニズムとタフネスさを融合したコンケイブな〝タクティカルホイール〟「FARM D10」

◆FARM D10

 ジムニーのアフターパーツを総合的にプロデュースする大阪のモーターファーム。オリジナルのパーツブランド「FARM(ファーム)」として、過去にも多数の自社オリジナルホイールをラインナップしてきたが、今注目すべきホイールがある。それが本ページで紹介する「FARM D10(ディーテン)」だ。

マットブラック/DCティントディスク

マットブラック/DCリム

マットブラック

 お気づきの通り、ファーム・オリジナルホイールは、これまでジムニーに特化したサイズを中心としていたが、この2本のリリースを皮切りに他車種向けのサイズまで展開を拡張。人気の四駆全般に対応するサイズをフルラインナップするなど、「FARM」は総合的4WD・SUVのパーツメーカーとして大きくステップアップしている。
 さて、新世代FARMのホイール「D10」に話を戻そう。その名の通り、〝Dウィンドウのホールが10個あるデザイン〟を由来とするモデルだ。特長はビードリングテイストな処理を施したリムフランジから、センターに向かって大きくコンケイブさせたそのフォルムにある。モダン&ストリートな印象により、見た目にも街中でも映えるデザインとなり、さらにハードなオフロード走行にも耐えうる強度を備えているという。
 カラーバリエーションは精悍な「マットブラック」を軸に、ビードロック感を強めるリムポリッシュ塗装が施された「マットブラック/DCリム」、ディスクポリッシュを施した後、スモーククリア塗装で綴じた「マットブラック/DCティントディスク」の3色を設定している。

10個のDデザインをリムとディスク面に立体的にレイアウトし、タフネスさを演出する形状、張り出し感のある工夫が施されたコンケイブデザインのディスク面を特徴とするD10。ただし単純なDウィンドウではなく、剛性と軽量化を限界まで攻め込んだ肉抜きによって得られた、複雑な立体造形を魅力とする。
D10のもう一つのポイントがリムフランジデザイン。「FARM」「D10」などを刻印した段付きデザインとドリルドピアスを採用して、ビードロック風な意匠を与えたほか、ディスク面とリムの間を深く彫り入れることで、別体感を強調して造形をフィニッシュ。鋳造1ピースホイールと思えないアピアランスだ。
今回紹介したD10を装着したデリカには、試作品として1インチアップのサスペンションキットをインストール済み。今後はジムニー同様に様々なデリカ専用のアフターパーツを拡張していく予定とのこと。これまで培ったノウハウでリリースされるデリカパーツにも注目だ!