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【MOTO RAGE】四輪駆動車としてのスペックを格上げしつつスタイルを向上させる!

 1982年の創業以来、四輪駆動車専門を貫き通す神戸の老舗「モトレージ」。国内外のラリー、トライアル競技への参戦経験も豊富で、その経験や体験に基づいて製品開発へとフィードバック。シビアな足の動きを敏感に察知して、誰も思いつかないような改善策を見い出すなど、同社が展開するアフターパーツはどれもがビジュアルだけの装飾品ではなく、全てが意味を成す逸品だ。
 紹介するラングラーは今最も旬なJLではなく、JKとTJ。理由は「長く親しみ、愛用できる四駆作り」からである。トレンドに乗っかって売れるアイテムをリリース…ではなく、あくまでも愛好家が欲しがる「痒いところに手が届く」パーツ開発を行なう。
 JKは大人が街中を走らせてもサマになる正統派オフローダーとして、3.5インチのリフトアップに295/70R17のマッドテレーンKM3に加え、乗降性や乗り心地の改善策を施す。一方TJは時系列に沿った当時らしさを色濃く感じさせるネオクラシックオフローダー。懐かしいのに新しい、80年代をオマージュしたリムデザインのBLUT17インチとホワイトレターが往年の四駆らしさが漂う仕立て。流行り廃りで見切るのではなく、1台1台とことん向き合い突き詰めていく姿勢こそ、モトレージが多くの四駆愛好者から親しまれ、頼りにされ続ける理由なのだ。

過激なオフロードシーンでもアプローチアングルを確保するグリルガード一体式のフロントバンパー。
TERRAサスペンションキットで約3.5インチリフトアップ。上げ幅としては控えめながらオフロードの走破性、そして街乗りでの快適性を考慮したセッティング。地面からフロアまでの距離感は、大人が乗り降りするのに不便を感じさせない上げ幅となっている。
295/70R17のBFグッドリッチマットテレーンをインナーフェンダーの加工無でスマートに履きこなす。上げたことで生じる乗降性確保の為、足が滑らないように工夫を凝らした縞板採用のステッププレートを装着する。JKラングラー用バンプストッパーは大径化されたタイヤを装着した際、干渉や底突きを防止する目的で装着。
ブラック、シルバーの二色展開となるブレーキペダルにアクセルペダル延長キットを組み合わせることで、シートスライドを少し後方気味でゆったりとしたドライバーズポジションを取りながらもしっかりアクセルワークが可能に。こうした痒いところに手が届くパーツ開発も特筆物だ。
リフトアップによって長さに余裕がなくなるブレーキホースは延長して然るべき。張った状態でフルバンプした際、抜けてしまっては本末転倒。どうせロングホース化するなら耐久性に優れたステンレスメッシュホースがオススメだ。モトレージでは上げ幅に応じて2種類の延長ホースキットをリリースしている。JK38用、JK36用、50㎜ロング、100㎜ロングの4種類を新発売。各49,500円となる。
JKラングラー用に日本のナンバープレートサイズに合わせて製作した「FRP製リヤライセンスプレートベース。日本のナンバープレートに合わせてあるのでハミ出さない。FRP黒ゲルコート仕上げ:24,200円、ツヤ消しブラックペイント済品:37,400円。

30㎜ワイド

50㎜ワイド

純正フェンダーのフォルム造型美を崩す事無く片側30mmと50㎜のワイド化を可能にするオリジナルのワイドフェンダ―キット。サイドウィンカーが内蔵されており、安全性向上や車検対策もバッチリだ。

遊べるTJをコンセプトに4インチのリフトアップを施し、前後デフのギア比を純正の3.07から3.55に変更。34インチサイズのオールテレーンKO2によって腰下重量増加やタイヤ外径の変更でスポイルされた部分を見事に払拭。実はこのTJは最終型であり6速マニュアルを搭載。前後エアロッカーを搭載することによりクロカン走行を楽しめる仕様となっている。