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「TIGER AUTO」ノーマルの素性の良さを活かしたやり過ぎないカスタムがイイ!

日本を代表するジープスペシャリストであり、ジーププロショップの「タイガーオート」。

タイガーオートとジープとの付き合いは1980年にAMCジープの販売代理店となったところからスタート。1985年には、店舗を埼玉県鶴ヶ島市へと移し社名をタイガーオートとして、AMCジープはもちろん国産を含めてヨンクを広く扱うようになった。さらには、アフターパーツも積極的に提案し、時代に求められるヨンクのあるライフスタイルを提唱し、いわゆる80年代のRVブーム、ヨンクブームの立て役者的な存在でもあった。
カスタムコンプリートスタイルを提案した「タイガーパッケージ」は、1988年の三菱ジープJ53カスタムモデルの製作を発端とし、翌年にはこのJ53とラングラー(YJ)をベースにしたモデルとして発表。その内容は、全てを変えてしまうのではなく、「ノーマルの良さをさらに引き出そうとする」ものであり、また、構造変更に対応した車両を販売するというスタンスも手伝って、同社を代表するヒット商品となる。その後、タイガーパッケージはさまざまなモデルへと展開され、そして、その内容は明確なコンセプトを与えた3タイプへと広げていく。オフローダースタイルだけではなく、時には、オンロードテイストを大切に仕立て上げたタイプを提案するなど、まさに時代に求められるものを巧みに取り入れ進化を続けている。
1999年には埼玉県所沢市に埼玉西クライスラーをオープンし、2002年にはメンテナンス部門を強化、2007年には鶴ヶ島店も認証工場指定を受け、さらに2009年には自動車整備技術コンサルタントを取得するなど、旧来のヨンクオーナーだけではなく、ヨンクエントリーユーザーも足を運びやすいショップでもあることもポイントだ。その一方で、2000年前半には、日本未発売だったTJ型ラングラーのアンリミテッドやルビコンを導入して販売、さらにやはりTJ型ラングラーをベースにピックアップトラックカスタムした「TS‐03」を発表するなど、ディーラーたるスタイルをベースに、ジープのスペシャリストであることもアドバンテージとしている。

こちらは2019年モデルのJLラングラーアンリミテッド・サハラ。50㎜アップコイルスプリング(ファーストエディション)を筆頭に、ホイールはXJ04マットブロンズ(17×7.0J+35)、タイヤはファルケン・ワイルドピークA/T3W(35×12.5R17)をチョイス。オーバーフェンダーは純正に対し9㎜ワイドとしている。
MOPARスタビリンク(フロント&リヤ)、MOPARバンプスットパー(フロント&リヤ)、REロアアーム、ランチョRS9000XLショック、フロントブレーキホースB/K、ジャオス・ラテラルロッド(フロント&リヤ)、レベライザーロッド延長、ハイラインフェンダー6PC、USA仕様バンパーMOPARテールゲートリーンホスメントキット、MOPARスペアタイヤアップブラケットなどでモディファイ。

Jeep JT Gladiator Rubicon

タイガーオートではグラディエーターのカスタムのアメリカのパーツなどをチョイスしてカスタムを行なってくれる。ただでさえ存在感のあるグラディエーターをワンアンドオンリーなものにしたい人は相談してみるべし!

●2020 Jeep Gladiator 4dr 4×4 Crew Cab Rubicon
●タイヤ:BFGoodrich Mud-Terrain T/A KM3(39×13.50R17) 
●ホイール:KMC XD140(17×9.0J -12)

Jeep JL WRANGLER Unlimited Rubicon

2インチアップコイルスプリング(MOPAR製)でリフトアップし、ボディカラーと同系色のAEVビードロックホイール(17×8.5J)を合わせたスタイル。

さらに、ノーマルとの差別化を図るために各所にMOPER製パーツを積極的に取り入れることで、スタイリッシュなエクステリアを実現した。注目は、フェンダーにタイガーオートオリジナルのハイラインフェンダーを置いたこと。見事なまでの馴染み具合は、ラングラーを研究し尽くしている同社ならでは仕事。