今年でオープンから15年目を迎えたSCT XWD。今でこそラングラーの大きな波が到来しているが、創業当初はJKがブレイクする寸前。代表の六田さんはその波が押し寄せる以前からXJチェロキーやTJラングラー、さらにはUSトヨタを積極的に扱っており、これまで生み出してきたカスタムはどことなくアメリカンな雰囲気を感じさせるものが非常に多い。
さてJKのブレイク、その勢いをそのまま受け継いだJLはデビューと同時に大ヒット中なのは、オーナーの皆さんが身をもって感じているだろう。だが現時点でのカスタムは、ノーマル+αで、まだまだライトな仕様が大多数。だがモデルの後半にもなると、JKがそうであったように、かなり激しいスタイルが増加するのは十分予想できる。そこでSCT XWDでは、数年後の未来を見据えデモカーを製作。意外と思うかもしれないが、リフトアップ量は2インチに留めつつ、40インチのオープンカントリーMTを装着したスタイルを早くも実現している!
ノーマルよりも一回り以上大きく見せながらも、車高は2.1m以下としており、立体駐車場にも問題なく入場可能なのだ。オリジナリティをただ追求するのではなく、実用性を損なわないカスタムが、SCT XWDの目指すところでもある。
見た目のカスタムではなく快適性と走破性を両立する
最大のポイントは、何と言ってもサスペンション。SCT XWDはアメリカ・シナジー社が認定する日本唯一のストッキングディーラーで、様々なパーツを常時在庫中。前後共ストロークをアップさせるためアームを交換するが、安定感を損なわない様にオフロードに適したスタビラーザーに変更。
2インチリフトで40インチタイヤが装着できる秘訣は、タイガーオートのハイラインフェンダーのおかげによる物。ノーマルよりややワイドで、USのルビコン同様フェンダー内側のクリアランスが拡大されているので、この姿が実現できるという訳だ。
ボンネットもUSルビコン用を装着。エアクリーナーはaFeに変更。実は2.0Lのターボモデルであるのだが、40インチタイヤを装着していても、走り出しの鈍さは全く感じない。スタイルも機能も、さらにはパフォーマンスも妥協しない、そんな珠玉の1台だと言えるだろう。
- SCT XTREME WHEEL DRIVE
- 福岡県大野城市御笠川6-1-1
- 092-503-0009
- http://www.sct-xwd.com