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「N’s STAGE」ジムニーライフの楽しさを強く主張し、拡充するコンプリートカー「エヌズリミテッド」

北海道から関東まで9つの店舗を構え、東日本エリアのジムニーユーザーを支えるエヌズ・ステージグループ。スズキ・ディーラーでありながら、JB23時代から様々なカスタムを提案。特に、新車時からカスタムされたコンプリートカーに乗るという新しいジムニーの乗り方を「エヌズリミテッド」シリーズで確立した立役者だ。その本拠地と言うべきエヌズ・ステージ盛岡だが、ブランドの統一を図る意味もあって、9月からジムニーワールド盛岡としてリニューアルオープンしている。さて、これまで本誌では幾度となくジムニーワールドのデモカーを紹介してきたが、今回はキャラクターの異なるジムニーシエラ(JB74)のコンプリート「エヌズリミテッド」を紹介しよう。

エヌズリミテッド/JAOSエディション JB74

これまでジムニーシエラをベースとしたエヌズリミテッドには、フィッシュングマスター、ブラックバイソン、アイアンマンをラインナップ。アグレッシブなスタイルがポイントで、ワイドなオーバーフェンダーなどが追加されていた。そう、軽自動車規格でないため、カスタマイズの幅や自由度を高めていたのだ。だが、もう少しスマートなスタイルがいいと思うユーザーもいるだろう。そんな人をターゲットにしたのが、新登場したシエラのJAOSエディションだ。

エクステリア同様、サスペンションにもジャオス製キットを採用し、40㎜のリフトアップを実施。コイルだけでなく、ショックアブソーバーによって快適性を追求しているため、クセのない乗り味ながら、スポーティにも走れるのだ。
前後バンパーは発売されたばかりのジャオス製シエラ専用スポーツカウルを装着。フロントグリルもジャオス製をセレクトし、トータルコーディネイトで精悍さをアップした。
さらに撮影車はノーマルフェンダーをオプションの、WALDオーバーフェンダーに変更。異なるメーカー同士のボディキットだが、ご覧の通り、ワイルドさを増幅したシンデレラフィット感を披露。

エヌズリミテッド/フィッシングマスター・アイアンマン JB74

好評発売中のフィッシングマスター・アイアンマンも改めておさらいしておきたい。

前後バンパーやサイドシルといった金属アイテムは、オーストラリアのヘイマー4×4社製。さらに下回りを覆い尽くすアンダーガードもヘイマー4×4社製で、安心感を格段に向上。ジムニーをヘビーデューティに使いこなしたい人にオススメのエクステリアだ。
一方オーバーフェンダーやボンネットスクープはWALD製ブラックバイソンボディキットでトータルスタイルをバランス。フロントバンパーにWARN・AXON4Sを搭載しているのも心強い。
サスペンションはハイブリッジファーストとコラボしたエヌズ・ステージのオリジナルキットで3インチリフトアップ。前後アームまでもが交換されているほか、アライメントやホイールベースもきっちりと補正済み。
フィッシングマスター専用装備となる、カーメイト製ロッドホルダーやSOULSのトランクトレイを実走。アイアンマンの場合、RECAROシートが備わるが、純正シートの場合は、今回撮影したJAOSエディションにオプション装着されていたSOULS防水シートカバーの装備が可能だ。
屋根全体を覆い尽くす大型のルーフラックは、バンパーなどと同じヘイマー4×4製で、積載能力を格段にアップできる。
多くのユーザーに愛用して欲しい逸品が、カーメイトのドリンクホルダー/増設電源ユニット。純正品と言っても良いフィットと質感、使い勝手を向上させるこれらのアイテムも、RECAROシートと共に標準装備されている。
 

リトルモンスター

 
この車よりもっと大胆なカスタムを行ないたい!ならばブラックバイソンをベースにした、〝リトルモンスター〟と言う究極の姿も仕様もアリだ。これは2019年に開催されたSEMAショーに出展された車両で、カスタムの本場アメリカで、サムライ魂を見事にアピールしていた。
バンパー、フェンダー、ボンネット、ルーフスポイラーと…ほぼWALDのブラックバイソン仕様のフルアイテムを装着。ただしショーカーということで、保安基準の枠に囚われず、ボディリフトも行なって大幅にリフトアップ。また、ボディをカットして惜しげも無くピックアップスタイルに変更。アメリカのカスタムに殴り込む意味もあって、ジムニーワールドのSAMURAIグリルを装着するなど、日本代表としてのコダワリを随所に盛り込んだ。
エヌズリミテッドのポイントは個性的なスタイリング重視と思われがちだが、最大の利点は、スズキ正規ディーラーなので車検適合やその後の保証もバッチリ、ということ。カスタムと安心を同時に得られるのが、最大の魅力なのだ。

TIRES&WHEEL

※ブラックシャンファーマシニング×ブラックアルマイトリム/ブラックピアスボルト+ブラックエアバルブ

※ブラックシャンファーマシニング×ブラッシュドリム

※トランスグレーアルマイト×艶消しブロンズアルマイトリム

RAYS・A-LAP-Jが標準だが、ホイールの変更も可能。今回は3台共に〝シエラ専用〟と言うべきWORK製ガルバトレの15インチを履かせたが、各カラーで印象は変わる(※)。タイヤは、ジャオスエディションがBFG・MT(235/75R15)を装着し、アイアンマンとリトルモンスターはオープンカントリーR/T(31×10.5R15)をセット。