「JAOS」高次元でパッケージングされたワイルド&スポーティなニクい奴
日本国内のハイラックスカスタムをリードする4WD・SUVパーツのトップメーカー、JAOS(ジャオス)。今や「ハイラックス・カスタムといえばJAOS」と言っても過言ではないほど、ハイラックスとの親和性が高い。ラリーレイドプロジェクト「TEAM JAOS」のマシンとして、国内再販開始前の2016年から独自に輸入したハイラックスを使用していたことからも注目だろう。すなわち、ハイラックス用のパーツ開発においてトップを走り続けており、今回も新作パーツがリリースされているので紹介したい。
マイナーチェンジ前モデルで好評だったハイラックス〝JAOSスタイル〟の各アイテムをMC後モデルに合わせてアップデートすると共に、グッとワイドに拡幅したオーバーフェンダーや、LEDランプをビルトインしたグリルガーニッシュなどによってさらにに「ワイルド&スポーティ」に仕立て上げられているのがポイントだ。足元には大径ホイール・バッカスCM‐11の新色のマットアッシュブロンズをインサート。レーシーなブロンズカラーとはひと味違うスモーキーな仕上がりで、ハイラックスのオフロードテイストを高めている。
もちろんJAOSでは“走り”のキモであるサスペンションにも力を入れている。装着されていたのは、BATTLEZリフトアップセットVFCAver.A。フロントに車高調整機能付(専用スプリング/20~50㎜UP)ハーモフレック®内蔵減衰力調整式ダンパー、リヤにハーモフレック®内蔵減衰力調整式ダンパーをインストールし、トラックな乗り心地をシャキっとしたスポーティなものへと昇華している。
FRONT GRILLE GARNISH for HILUX
大型で迫力のある純正フロントグリルのデザインを活かし、シンプルでありながらラギッドな印象を与えるフロントグリルガーニッシュ。デザインはアメリカントラックに装着されているルーフランプのイメージを取り入れ、本体に埋め込んだ3連オリジナルLEDランプが夜間でも迫力のフロントビューを実現。LED ランプは「その他灯火類」の基準を満たしている車検適合品。法規上の心配をすることなく装着できるのだ。
タフな四駆らしさにあふれた“JAOSスタイル”を構築できる「フロントスキッドバー」を、強烈なフェイスとなったハイラックスにマッチング! 新型のエクステリア変更はフロント回りを中心に行なわれているが、M/C後に合わせてスキッドバーを開発。装着した仕様はバーがポリッシュでプレートはブラック。これまでと変わらず、それぞれブラックとポリッシュ(プレートはブラスト)カラーの組み合わせで、4つのバリエーションから選択できる。バー部分にはランプブラケットも備わり、別売りのアシストランプを装着すれば、さらに実用性・機能美のアップグレードが可能。またフロントバンパーのプロテクションとして効果的なフロントスキッドプレートⅢを装着。
BATTLEZ リフトアップセット VFCA ver.A
JAOSがハイラックス125系に向けリリースしたBATTLEZサスペンションシリーズには、大きなテーマが2つある。ひとつが乗り心地の改善、そしてもうひとつが前傾姿勢の補正だ。BATTLEZ リフトアップセットVFCA ver.Aもこのテーマに沿っていて、特に前傾姿勢を補正して限りなく水平に近い姿勢に保つためのサスペンションセットとなる。フロントに、チタン配合材ならではの「柔らかいけどコシがある」特性のBATTLEZリフトアップコイルを装着して前下がりの姿勢を補正。さらにハーモフレック®機構を内蔵した高性能な減衰力調整式のBATTLEZ VFCAダンパーを組み合わせることで、快適なドライビングを実現している。
フロント側に採用されているBATTLEZ VFCAダンパーは、KYBのノウハウを活かした車高調整機能のほか、ハーモフレック®機構、14段減衰力調整式などを設定することにより、さらに走りの質を高めてくれる。
◆仕様
フロント:車高調用リフトアップスプリング、減衰力調整式ダンパー(車高調/専用レンチ付)
リヤ:減衰力調整式ダンパー
車高:フロント20~50㎜リフトアップ
フロントダンパー:低圧ガス式ツインチューブダンパー、車高調整、ハーモフレック機構®
リヤダンパー:低圧ガス式ツインチューブダンパー、ハーモフレック機構®
減衰力調整:14段ダイヤル調整式
トレーラーやボートなど、けん引する用途が多く想定されるピックアップトラックだけに、サイド出しマフラーを装着する利点は多い。もちろん、ファインチューニングとしても、エンジンのレスポンスの良さに貢献。さらに、フラットな内部形状によってスムーズな排気効率を実現するSAMCO製オリジナルシリコンホースを採用したインテークホースセットと共に装着すると効果はアップ!
大好評のフェンダーガーニッシュtype-X(好評過ぎて生産が追い付かないため現在は販売が休止となっている)の特徴であったダミーボルトと、左右合わせて+50㎜のワイド量によってシルエットに力強い印象を与えるオーバーフェンダーtype-X。本体は剛性と高品質な質感を合わせ持つABS製となる。ワイルドな材着パーツをイメージしたマットブラックの塗装によってボディ全体のイメージを引き締めているのが特徴だ。
ハイラックスのウィークポイントとされるのが、タイヤチェンジによって生じるフロント・インナーフェンダーの干渉だ。例えば純正265/65R17から、今回装着275/55R20だと、ハンドルを切ると純正マッドフラップ部に干渉が…。そこでJAOSがリリースしたのが「インナーフェンダー」。純正インナーフェンダーの一部をカットし、このパネルに付け替えれば、見た目もスッキリ、泥の侵入を防ぎ、さらにマッドガードの装着も可能となるのだ。
汎用のマッドガードⅢをハイラックスに取り付けることが可能となるマッドガード取付キットはM/C前と共通。
20インチ鋳造1ピースホイールのバッカスCM-11マットアッシュブロンズ。リムに向かって力強く伸びるツインスポークが特徴のアルミホイール。天面に切削加工を施すことでエッジの効いたデザインに仕上げられているのが特徴。基本となるブロンズカラーに特殊な塗料を使用することで深みを与え、従来の艶消しカラーよりもマットな質感をさらに高めている。力強いデザインとアッシュカラーが土煙を帯びたようなオフロードテイストを演出する。運転席側にはスモークポリッシュブラックを装着。こちらはアーバンな雰囲気が漂う大人なホイールだ。
ブラックとポリッシュの2色設定する「サイドステップ(デモカーが装着しているのはポリッシュ仕様)」。使い勝手と視覚的な安定感を重視して、76.2φという太めのパイプを採用したほか、ステップ部にインジェクション樹脂を用いるなど、実用性にも十二分に配慮している。
デリカやジムニーなど、カスタムマインドの高いユーザーからも評価されている「ドアハンドルプロテクター」。開閉時など、ドアハンドルの引っかき傷や汚れを防止する。カーボン調デザインでドレスアップ効果もあるのだ。
アウトドアアクティビティで道具を固定するなど、タイダウンフック(固定用の金具)として開発されたドレスアップ重視の牽引フック。素材は錆や腐に強い高品質な9㎜厚のステンレスプレートを採用。車体左側への装着となる。