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ハイラックス

2021.03.10

「DUST STORM」カスタムするにはパーツだけでなく色も重要なファクターと言える

長年にわたり、クロスカントリー4WDのカスタムを手掛け続ける静岡のダストストーム。創業当初はランクル80やチェロキーなどのオフロード仕様を展開してきたが、最近ではスタイル重視派やアウトドア指向のユーザーが増えていることもあり、以前よりもソフトなスタイルを提案中。デモカーの前期型ハイラックスはZグレードをベースにしているが、メッキパーツが少々チャラい気がしなくもない。20代ならいざ知らず、代表の篠原社長は還暦を迎えもう少し落ち着いた雰囲気にアレンジしたいと思い、メッキ部分のカラーチェンジを実施。単純にブラックにペイントするとチープに見えてしまうので、スモークプラックをチョイスし、光沢感を残しているのがポイントだ。
もちろん4WDらしさやアウトドアでの機動力を高めるために、フロント2.5/リヤ2インチのリフトアップを実施。車高をあげるだけでなくオーバーフェンダーも追加することで全体のバランスを整えてもいる。またベッド部分にはLINE-Xを施し、重量物も気兼ねなく載せられる。また三分割構造のTOPFLIPトノカバーは後方からだけでなく水平に開くことも可能となっており、ユーザーフレンドリーと言える。
インテリアに目を転じると、ステアリングやペダル、シートを変更し快適性を向上。吸排気系のライトチューニングも行ってあり、スタイリングだけでなく乗って楽しいハイラックスに仕上げられていると言えるだろう。

エクステリア

TRAILのヘッドライトカバーで、精悍な顔立ちに変更。オーバーフェンダーはJAOSのType-Xだが、敢えてボディ同色にペイント。ホワイト/イエローに切り替え可能なフォグと、バンパーに埋め込むバックランプはIPFの製品で、機能を高めながらシンプルにまとめる。リヤコンビやドアミラーウインカーはLEDに変更。メッキ部分を全てブラッククリアに塗装し、雰囲気を一新する。

インテリア

ステアリングはREALのレザーとカモフラタイプに変更。派手な見た目に注目しがちだがグリップ感はノーマルよりも格段に向上。頭上の空間を有効活用するオーバーヘッドコンソールは、車内の整理に役立つ。ペダルはアルミ削り出しのプロトを装着。シートはRECAROのセミバケに変更し、運転時の疲労を軽減させる。Aピラーの内側にはオリジナルのスマホホルダーも装着する。

スープアップ

ターボ車のパフォーマンスを7段階で引き出すTDIチューニングや、ガナドールマフラーを装着。アクセルレスポンスが向上し、大きな車体を気にすることなくスムーズに加速してくれる。ルーフラックやキャリア、テントなど重量UPとなるパーツを装着しているユーザーには、特にオススメしたい。

サスペンション

サスペンションはオーストラリア製のタフドックを使用し、フロントは2.5インチ、リヤは2インチのリフトアップを実施。ユーザーの好みや装着後に仕様変更しても最適な乗り味となるよう、減衰力は9段階で調整可能となっている。フロントだけでなくリヤもスプリングを交換し、乗り味を改善する。

使い勝手を重視したトノカバーが魅力的!

 ダストストームのハイラックスは、基本的にちゃんとピックアップのシルエットをキープしているのがポイント。だが、どんな場面でも使いやすいようにベッド部分にはLINE-Xを施工し、アウトドアグッズや重量のある荷物を気にせず乗せられるヘビーデューティーな使い方ができる。

 もちろん防犯性や荷物の汚れを防ぐために多くのユーザーがトノカバーを装着していると思うが、ダストストームのそれは様々な開閉方法ができるので、どんな場面でも活躍すること間違いなし。ヒッチメンバーも追加しており、オフロードでの牽引や、ヒッチカーゴなども装着可能。まさにハイラックスが本来備えている高いマルチパーパス性を、より一層高めていると言えるだろう。
一般的なトノカバーは、後ろ側からしか開閉できないが、ダストストームが装着するTOPFLIPトノカバーは、三分割構造なので後ろ側だけ開けることも可能。もちろん後部の跳ね上げも可能だが、水平に開けることもできる画期的な構造を採用。背の高いものを運ぶ時でも、トノカバーの高さを気にする必要はない。