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2021.01.30

「カースタイル」他では真似できない豊な想像力を感じさせるオリジナルジムニー

新型ジムニーのカスタマイズシーンにおいて、シエラをベースに300馬力を目指したターボチューンニングを行なったことから、世界中の注目の的となっているのがカースタイルだ。USのトラスト法人、GPPとタッグを組んで製作されたエンジンは、K15BユニットにGReddyのT517Zタービンを装着。それの伴う吸排気系はキット化を前提としたワンオフによるパーツも多数装着されている。またエンジン制御はモーテックのフルコンを使用。300馬力を目指しているため、ピストンやコンロッドなど、エンジン本体の強化も実施されている。そしてこのハイパワーターボユニットにマッチするスタイルとして、ブリスターフェンダーや車高は上げないサスペンション&ブレーキの強化を実施。かつジムニーらしい雰囲気を壊すことない内外装のデザインワークも特長だ。
さて前述のジムニーシエラのイメージをJB64に踏襲したのが「大人ジムニー」だ。1インチアップのオリジナルコイルを装着したサスペンション、ノーマルフェンダーを広範囲に覆うブリスターフェンダー、ジムニーらしさを壊すことのない小振りなオリジナルバンパーなど、カースタイルが培って来たデザインセンスをたっぷりと注ぎ込まれた1台となっている。

JIMNY SIERRA

90㎜ワイドのブリスターフェンダーは、ノ ーマルを外して装着。ワイド感が強調されているが、実は、出幅はノーマル+α程度。車検ではねられることはないのだ。このあたりの見せ方こそカースタイルの真骨頂なのである。ホイールは2020年のみの限定販売となるRAYSのTE37カースタイルバージョンだ。スペアタイヤや外してオリジナルのカバーでスムージングしている。
フロントからリアセクションまでを覆うロールケージ。ボディ剛性のアップも実現しているこれは、サイトウロールケージ製である。
ステアリングはカーボン×レザーのコンビタイプ。アルミのABSペダルはカースタイル製、シフトノブはTRUST製をインストール。シートはBRIDEのセミバケットタイプを前席にセ ット。TRUSTとのダブルネームとなるセミバケットシートである。
リアバンパーのセンター排気としたカースタイルのトラスト製マフラー。
フロントは大径×スリットローターという強化ブレーキが与えられている。
エンジンルームの左前に位置するビッグタービンが発する熱は、後方に排気機能が加えられたカーボンボンネットで排出する。
共同で開発したターボエンジン。ピストンやコンロ ッドなども強化され、300馬力を目指している。タ ービンはGReddyのターボチャージャーT517Zで、インタークーラーや冷却系の強化も実施済み。エンジン制御はモーテックのフルコンで行なっている。
※ミドルパワーとフルパワーの2種類のターボキットをリリース予定。

JIMNY

フロントバンパー→ボディサイド→リアバンパーと流れるデザインワークに一切の破綻はなく、ジムニーには無かった美しく、そして力強い印象を与える。
ピアスボルトとメッシュが印象的なフロントグリルに、存在感が際立つオリジナルボンネットに変更。
サイドにLEDをダブルで組み込む2LEDゼロフロントバンパーとスキッドガード。ノーマルのボルト穴などを利用して装着する。
マフラーはTRUSTのXROSSエキゾーストG-STYLE。ヒートグラデーションを採用した50φ×2のエンド部分や、GReddyロゴプレートが目を惹く。
ホイールはRAYSのTEAM DAYTONA M9(16×5.5J)。タイヤはOPEN COUNTRY R/T(185/85R16)のホワイトレターを履く。
人気のジムニーJB64/74リアゲートカバー+jimny切文字ステッカー。リアビューをスタイリッシュにしてくれる。

ボディワークの匠が考えだすフェンダーマジックにハマる

カースタイルからリリースされるボディパーツは、そのどれもが匠の技を感じさせるモノばかり。装着率の高いフェンダーは、車両の印象を大きく変化させるにも関わらず、ルールはしっかり守られている。特に軽というサイズ枠の中で、これだけの立体造形美を表現できるのは、カースタイルをおいて他はない。
前後のフェンダーに装着する9㎜フェンダー。わずか9㎜の厚さの中にジムニーのボディラインを生かした造形美を表現しているところに、ボディワークの匠らしさを感じられる。
ジムニーJB74/90㎜ワイドブリスターフェンダー。純正の樹脂部分を外して取り付けるもので、大きく出ているように見せるが、車検対応の規定内に収まる様に作られた優れモノなのである。