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「ELFORD」プラドを知り尽くして個性を出すランクル・ドレスアッパーの手腕

カスタムのジャンルの一つとしてユーザーも多い4WDのエアロ&ローダウン仕様だが、実はその先駆けがエルフォード。発表当時は異端視されることもあったが、ランクルを中心に4WDのプレミアム化が進むにつれファンを増やし、150プラド前期型の頃には圧倒的シェアを誇った。
ちなみに一般的なエアロパーツは、ノーマルボディへの装着が前提。そう、純正オプションとの共存はあり得ない。ただし、150プラドではモデリスタエアロの装着率が高いため、エルフォードではノーマル用のボディキットだけでなく、TRDエアロやモデリスタエアロにアドオンし、装着した純正エアロを活かしながらオリジナリティを高める手法を提案する。
そんなエアロスタイルの立役者のエルフォードだが、もうひとつの顔がある。それが4WDチューニング。もちろん単なるスポーティ路線ではなく、言わば“四駆スポーティ”で、リフトアップも念頭に入れたチューニングだ。150プラドは中期以降からアゲ系ユーザーが増えていることもあり、後期型で満を持してエルフォード独自のリフトアップスタイルを披露。それが今回のバーチカルグリルをメインにセットアップした仕様だ。街乗りからアウトドアまで、幅広い状況を快適に走り、4WDらしいスタイルをアピールできるように40㎜のリフトアップを実施。少々立体感に乏しい150プラドのボディサイドに、オーバーフェンダーを追加することでワイルドさを演出。ノーマルより深いリムやワイドなタイヤの装着可能となり、見た目だけでなく走行性能も向上させる。
またフロントバンパーはノーマルだが、ランプステーを兼ねたコンパクトなバンパーガードを装着。もちろんセーフティセンスには干渉しないように設計されているので、安全装備は活かせる。
なお、ルーフ先端には、アウトドアで使えるIPFのLEDライトバーをセットするが、FRP製のマウントパネルに納めてスッキリとみせ他のもポイント。またUS純正オプションのヒッチメンバーの追加時に重宝するのが、リヤバンパーにオーバーライダー風のデザインを施したバランスパネルにも注目したい。

◆縦グリルとランプステーで力強さを強調したリフトアップ

アクティブに使うため、150プラドでUS純正オプションのヒッチメンバーを装着するユーザーは増えている。ただし、そのままの装着では味気ない…。そこで立体感溢れるバランスパネルを装着すれば、リヤバンパー回りで個性を演出できる。もちろんバックソナーとの干渉もなし。エルフォードのスプリット4本出しマフラータイプXとの相性も抜群だ。
IPF 10インチワイドのLEDライトバーをスッキリと装着可能なルーフライトマウントパネルも注目の新作アイテム。ランプセット/ランプ無しで販売されるが、フロントガラスに雨や雪がなだれ落ちるのを防ぐ効果もあるため。両面テープと純正モール部分にビスで固定するので、穴開けは不要。

◆Bloodstock SuperLight

オフロード性能と街乗り性能を両立させた軽量で高性能なホイール、それがブラッドストックスーパーライト。「フローフォーミング製法」やオフロード走行中のエア漏れを防ぐ「アンチエアリークシステム」とタイヤの脱落を防止する「インナーロックシステム」を採用するなど、新たな発想から誕生した次世代のブラッドストックだ。
20インチのタイヤ&ホイールを飲み込み、ボディサイドに力強さを与えるべく、20㎜ワイドのオーバーフェンダーを追加。また乗降性を損なわないようにサイドステップも装備。ステップ部がフラットであることが最大のポイントで、スタイルだけでなく安全性にも配慮。

◆純正エアロにアドオンしたロー&ワイドなモデリスタ進化型!

モデリスタエアロはスタイリッシュだが、装着ユーザーが多いため個性を演出する…という当初の目的は削がれてしまう。そんなオーナーにオススメなのがELFORDのエアロアドオンアイテム。まず、フロントにはアンダーウイングを装着。サイド部を立ち上げることで躍動感を演出し、さらにモデリスタエアロに5連LEDランプを追加するパネルを装着。またフロントグリルはワイド感を強調するために、レクサスGX460風の横スリットに変更している。

一方のリヤパートでは、モデリスタリヤスポイラー装着車に、さらなる迫力を与える左右4本出しのマフラーを実装するマフラーとベゼルパネルをセットでリリース。マフラーエンドは、多面体造形の120×85φデュアルスクエアテールで、デモカーが採用するのはスポーティなカーボン仕様のマフラーベゼルだ(ボディ同色感を目指すユーザーのためにFRP仕様も設定)。また、モデリスタエアロに対応した専用の20㎜オーバーフェンダーの装着もオススメだ!

◆SONIC ART

スポーク表面にダイヤモンドカット加工を施した洗練されたデザインとともに「フローフォーミング製法」によって極限までの軽さを実現。22インチサイズながら純正ホイールより軽量となるなど、運動性能も重視するエルフォードこだわりのプラド専用ホイールが「ソニックアート」だ。ハブセントリック付きスペーサーも好評発売中で、オーバーフェンダー追加でも今のホイールでツライチセッティングが可能だ。