■OPEN COUNTRY M/T-R
トヨタ車体のラリーチーム『チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(以下、TLC)』は、2025年1月3日〜1月17日まで、サウジアラビアを舞台に開催された『ダカールラリー2025』市販車部門で、前人未到の12連覇を達成した!
なお近年のダカールラリーは、上位の改造車クラスに合わせたコース設定となり、市販車ベースのラリー車では完走することすら難しい。そんな過酷な状況の中、No.500:三浦/ポラト組が1位、No.501:バソ/ギャルサン組が2位となり、TLCは2014年大会以来となるワン・ツーフィニッシュで、約7400㎞を完走した。

ちなみにTOYO TIRESとTLCが共同開発するオフロード競技に特化したタイヤ『OPEN COUNTRY M/T-R』を採用したのはダカールラリー2022から。当初はランドクルーザー200が装着していたが、翌2023年のランドクルーザー300をベースとした新しいラリーマシンが投入されるようになってからは、それに合わせて専用のチューニングが施されている。

LT285/70R17


TLCのランクル300 GR SPORT・ダカールラリー2025仕様が装着していたタイヤは、OPEN COUNTRY M/T-R(サイズはLT285/70R17)。この2025仕様のM/T-Rは、タイヤのケース構造の改良と浅溝化を行ない、剛性アップによる耐パンク性能の向上と軽量化による加速性能向上を実現。特に岩場や砂漠などの荒れた路面における走破性能を追求した。また重量全体のうちの55%にサステナブル素材を使用していることもトピックだ。
■【TEAM JAOS】OPEN COUNTRY R/T TRAIL
オープンカントリーはダカールラリー以外のオフロードレースでも活躍中! レースチームの動向を見守れば、必然的にオプカンの凄さが分かる。2024年に引き続き、2025年もさまざまなサポートを予定。
LX600“OFFROAD”TEAM JAOS 2024ver




LX600“OFFROAD”TEAM JAOS 2024ver.で SCORE BAJA 1000の全行程を走破し、クラス優勝を果たしたTEAM JAOSもオプカンにサポートされたが、そのマシンには、この3月から日本でも発売をスタートした新タイヤ 『オープンカントリーR/Tトレイル』が装着されていた。なお、装着サイズは37×12.50R17LTとなり、このサイズ自体は日本未導入のものだ。
■【FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYOTIRES】OPEN COUNTRY M/T
LANDCRUISER 150 PRADO FLEX Racing SPEC




FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESというチーム名にもある通り、同チームのサポートをしていたTOYO TIRES。アジアクロスカントリーラリー2024に参戦したレースマシン[LANDCRUISER 150 PRADO FLEX Racing SPEC.]には、『オープンカントリーM/T (LT265/70R17)』を装着。オフロード走破性はもちろん、耐久性もしっかりと証明。トレッド面だけでなくサイドウォール部分にも高強度を持たせた過酷な環境に耐える仕様であるため、哀川翔 総監督も 「以前のラリーでもパンクすることなく走り切れた!」と信頼を寄せていた。結果、最終LEGとなるSS6でわずか1分27秒差の大逆転してクラス優勝を飾った。2100㎞のオフロードをしっかりと駆け抜けた劇的な勝利でもあったのだ。
- TOYO TIRE株式会社
- 兵庫県伊丹市藤ノ木2‐2‐13
- 問合せ(トーヨータイヤお客様相談窓口): 0800-3001456(フリーコール)
- https://www.toyotires.jp
- ※受付時間 : 平日(月〜金)9:00〜17:00 ※祝日・指定休日を除く