デリカD:5のアイテムでは後発となるJEPPESEN(ジェップセン)。キャンパー仕様、オフロード仕様がひしめく中でJEPPESENがアーバンスタイルをコンセプトにリリースしたフロントフェイシアの完成度は、デザインへの拘りとJEPPESENらしさが色濃く表現されたタクティカル系スタイルである。
まず特長的なフェイスを構成する各部デザインの説明からしていくと、タクティカルフェイスパッケージは、各部個別での商品としてではなく、3アイテムセットでの設定となる。これもJEPPESENブランディングにおける拘り。最も特徴的なフェイシアは、デリカD:5の象徴の一つであるポジションライトを独特なラインでフレーミングする造形の妙でJEPPESEN顔を創出。中央には4本のリブデザインを配置してフェイスの間延び感を払拭させ、ユーザーカスタムによるLEDマーカー追加を想定したスペースをレイアウトする。
そして今秋の発売を予定しているヘッドライトガードだが、初期の試作では4ラティスだった設計から径の太さと本数を2本に変更し、ヘッドライトの面積と純正デザインに最もマッチするバランスに仕上がっている。なお撮影時の試作品から量産化に向け、さらに細かい設計変更が入るという。
フロントバンパーはスキッド面のアプローチ角とフォグライト移設に伴いバンパートップを前方に延長。サイドダクトルーバーは走行時に過剰な空気流入を避けるために貫通させていない。大胆かつ強烈な意匠デザインでありながらも、細部の質感の仕上げ方により純正カスタマイズ路線から逸脱せずアクや雑味の無い印象に写るのは、スリット、ダクト開口を含め各部のキャラクターを純正デザインとの相関を重視した計算のもとに描いてプロダクトしているからにほかならない。デザインのみならず、機能の細部に至るまで、計算し尽くされた拘りこそがJEPPESENプロダクツの真骨頂なのである。
三菱ディーラーも取り扱う拠点もアリ
そのため、JEPPESENアイテムはプロショップのみならず、三菱ディーラーでも取り扱いを行っている拠点があるほど。これはプロダクトメーカーとして各法規制に合致させて、高い信頼を得てきた結果である。また、今秋の発売を予定しているヘッドライトガード。よりワイルドなフロントマスクを演出できるだけに、そのリリースが待ち遠しい。
ジェップセンオートモーティヴ東京ベース
店内では、ジェップセンアイテムを実際に見ることはもちろん、アパレルグッズなど、プロダクトデザインカンパニーでもあるTUSジャパンならではのアイテムを購入することもできる。コロナ等の影響もあり、営業時間等は不定期なこともあるため、来店希望の場合は、事前に連絡を入れよう。来店予約連絡先はjam@jeppesen.jpまで。
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