日本を代表する国産の自動車用ランプメーカー「IPF」。日常的灯火類はもちろん、作業灯に分類されるワーキングランプやオフロードランプで、我々4WD・SUVユーザーをサポートしてきた。
そんなIPFが現行型ジムニー&シエラ(JB64&JB74)に向けたオリジナルパーツをリリース!しかも機能的でスタイリッシュなルーフラックとリアラダー!! 驚きの事態だが、なぜランプメーカーがJB64&JB74用のキャリングギアをプロデュースしたのか?そして開発におけるコダワリとは?ワーキングランプが映えるシーンに車両を持ち出し、その理由を探ってみた。
まず、昨今のアウトドアブームの影響は大きく、IPFでもLEDライトバーや作業灯といったオフロードランプの装着ニーズが急速に高まった。同時に問題も…。
それが、装着する意思はあるが『どこに(どうやって)装着したらいいか分からない』という問合せの多さだった。特にジムニーオーナーから熱心な声が聞かれたというが、それもそのはず現行型は既存のジムニスタや四駆ファンだけでなく、急速に一般ユーザーに浸透したため、作業灯の知識のないユーザーも増えていたのだ。
そこでIPFは、自動車用ランプのメーカーとしての新提案として、ランプ製品をより多くのユーザーに届けるために「さまざまなIPF製オフロードランプを取り付けることのできるプラットフォームを積極的に提供できないか」という結論に達した。
そして同じ地元・群馬から世界を股にかけて活躍する「JAOS」とともに〝拡張性の高さ〟が売りのルーフラックを共同開発。さらにルーフラックへアクセスするにはリアラダーも欲しくなるはず…ということで『EXPシリーズ』というブランドを立ち上げ、コダワリのキャリングギア2種が誕生した。
さて、今回のルーフラックは薄型のアルミ製で、軽量ながらタフに仕上げられた逸品だ。さらに先述した通り〝拡張型ルーフラック〟であることも特徴で、天板となる6本のフロアバーに各2カ所、サイドフレームの天地に各1カ所のTスロットを設けて、ボルトやアイナットの固定を可能とする。そこにワーキングランプを搭載したり、荷物を積載したりを、スマートにそして簡単に行なえる。
ルーフラックはJB64&JB74を中心としたレインモール付き車に対応するが、もう一方のIPFが独自に開発したリアラダーは、サイドフレームをプレート形状とするなど、高いデザイン性(意匠登録済み)と機能性、そしてランプステーにもなる拡張性を備えたジムニー&シエラ専用アイテムだ。
キャンプや釣り、オフロードなどアウトドアライフを楽しむジムニーオーナーは選んで損なしだ。
EXPリアラダーfor JIMNY(JB64/JB74)EXL-01
EXPルーフラックとともに、IPFのパーツブランド「EXPシリーズ」から、ジムニー&シエラ用に提案がある。それがルーフラックを取り付けたならば、同時装着を推奨したい「EXPリアラダーforジムニー」。その名の通りジムニー(&シエラ)専用品で、コダワリのアイデアやギミックが満載された全く新しいイメージのリアラダーとなる。まずは何より、極厚4㎜のアルミプレートをサイドに使用したその見た目が斬新(意匠登録済)で、アルミ製であるため軽量だ。さらに細いプレートのギリギリまで攻め込めるため、6.50R16相当のスペアタイヤの装着も可能だ。さらに当初の狙い通り、写真のようなランプの装着にも対応する拡張性を誇っている。実際昇り降りしても、そのステップ感は非常に使いやすかった。
EXPルーフラックTypeA EXR-01(フロアバー×6)
◆IPF×ARB 4×4 Edition Produced by APIO
- IPF
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