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迫力のV8ピックアップ・タンドラ
トヨタ「タンドラ」は最大で5.7リッターのV8エンジン搭載のフルサイズのピックアップトラックで、2014年以降はエンジングリルがメッキ処理された大型のものに変わるとともにフェンダーも大型化され、全体的に押し出しの強いデザインとなった。
アメリカの伝統的なレース「ナスカー」のレーシングトラック部門で活躍するスポーツ性も人気のあるモデルだったが、現在は2014年の改良時にラグジュアリー性を高めたグレード「1794」が追加されて高級SUVとしての性格も強めたほか、本格的4WDとして悪路走破性を高めた「TRD Pro」グレードが設定されている。
車高を高めてストロークを確保したビルシュタイン製のダンパーを装備したほか、車体側面に「TRD Pro」のロゴが配された特別なモデルだ。 -
トヨタ最大のフルサイズSUV・セコイア
ランドクルーザーと4ランナー(ハイラックス)の中間モデルとして開発されたが、ボディサイズはランドクルーザーを上回るトヨタ最大のSUVが「セコイア」だ。
あくまでヘビーデューティーSUVでは無くシティオフローダーなため、ランドクルーザーのような悪路走破性を謳うモデルではないが、タンドラと同じV8エンジンを搭載するおり、とてもパワフルな走りを見せる。
大柄で4WDの設定もあるがクロスオーバーSUV的な性格で、サスペンション形式もリアにマルチリンクサスペンションを用いるなど乗用車ライクといえる。快適性はタンドラより優れており、ピックアップトラックのようなスタイルや積載性を望まないユーザーならばセコイアが向いていると言えるであろう。 -
初めてBIG3に挑んだタイタン
先行してトヨタが販売していた「タンドラ」が米ビッグ3(GM・フォード・クライスラー)に配慮してボディやエンジンのサイズを一回り小さくしていたのとは対照的に、日本メーカーとは初めて完全フルサイズピックアップトラックとしてビッグ3に対抗したのが日産の「タイタン」だ。
5.6リッターのV8エンジンを搭載し、キングキャブ車のリアドアは後方開きで前方開きのフロントドアと合わせ、広大な開口部を有するのが特徴だ。
タンドラと違ってV6エンジンを搭載した廉価モデルが無いため、高級SUV的なピックアップトラックというポジションにある。
しかし、それだけに広大な車内空間や4WDモデルの牽引能力が観音開きドアとともに評価され、現地メディアにベスト・フルサイズトラック、および2004年北米トラック・オブ・ザ・オイヤーを受賞した。 -
広大な車内空間を誇るアルマーダ
タイタンのフルサイズSUV版としてデビューしたアルマーダは、タイタン譲りの広大な車内空間を誇り、フルサイズSUVとしては異例なほどコンパクトなエンジンルームと、リアのラゲッジまで含めるとタイタン以上の広大な車内空間を得ている。
インフィニティ版の「QX56」も存在したが、現在はQX80にモデルチェンジした上で日産車体九州に生産が移行し、北米では生産されていない。
日産ブランドとしては引き続き、4WDも設定されたフルサイズSUVとしてアルマーダがトップモデルとして君臨している。これらの他にもアキュラ・MDXなど日本メーカーのフルサイズSUVは存在するが、北米モデルの魅力といえば何といっても日本ではランドクルーザーやレクサスLX以外ではなかなか味わえないフルサイズボディとV8エンジンの組み合わせである。
輸入SUV専門店では、米国メーカーのSUVやピックアップトラックと共に、これら逆輸入車の迫力ある勇姿を見る事ができるので、是非ともその目で確かめてもらいたい。
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