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【TOYOTIRES】ダカールラリーで世界を制した最強・最先端のタイヤが市販化!

  • 注目アイテム
――5月で40周年を迎えるオープンカントリー・アニバーサリーの最初のトピックが、ダカールラリー2023に挑戦したトヨタ車体「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(以下、TLC)」のランドクルーザー300用に新開発した最新のマッドテレーンタイヤ『OPEN COUNTRY M/T-R(オープンカントリー・エムティアール)』を投入、供給したことだ。 この『M/T-R』は、モデルチェンジした『2023スペック』として、今年から市販化もされており、一般のユーザーも購入可能であることもポイントだ。2022年まで販売されていた市販品をベースに、LC300ダカールラリー仕様車に合わせたチューニングを施し、悪路走破性・耐久性を向上。加えて環境に優しいサステナブル素材を採用していることも注目なのだ。このタイヤについて、トーヨータイヤ・執行役員/技術開発本部長の水谷 保氏、および技術開本部OEタイヤ開発部・部長の坂田 利文氏にインタビューを実施している。
  • 〝オープンカントリー生誕40周年記念〟スペシャルインタビュー

     

    (左)執行役員 技術開発本部長  水谷 保氏

    (右)技術開発本部 OEタイヤ開発部 部長  坂田 利文氏

    *  *  *
    編集部(以下、編):『オープンカントリーM/T-R』は、どんなタイヤに位置付けられるのでしょうか?
    坂田(以下、坂): そもそもオープンカントリーシリーズはトーヨータイヤの中でも長い歴史があり、特に北米で独自の地位を築き、過酷な環境に耐えるために開発・改良を重ね、道を選ばないタフな走りを提供してきたオフロードタイヤです。そのフラッグシップである『M/T』のパフォーマンスを岩場や砂場での走りに特化させ、クロスカントリーラリーやオフロードレースで勝つためのスペックに磨き上げたタイヤが『M/T-R』となります。
    ご存知の方もいるかもしれませんが、オープンカントリーで『M/T-R』の名を持つタイヤは1種類ではありません。ひとつがジムニーに向けた195R16Cサイズで、ダートトライアルでの使用を想定して悪路走破性能と軽量構造を持つ仕様です。もうひとつが北米最高峰のオフロードレース・BAJA1000(バハ1000)参戦車両のトロフィートラックに装着されるような40インチのモデルですね。
    そして今回の最新タイヤが、クロスカントリーラリーでの使用を想定して開発されたLT285/70R17サイズで、オープンカントリーシリーズ最高の悪路走破性能と耐外傷性能を持つモデルです。つまり『M/T-R』は使用状況に合わせてトレッドパターンやコンパウンドが異なる全く別のタイヤと認識していただくと良いと思います。
    編:なるほど。LT285/70R17の『M/T-R』が、TLCをサポートするタイヤなのですね。ではダカールラリーに挑戦する目的は?
    坂:やはり机上の理論だけでは想定できない、過酷なオフロードの舞台にトライできることが大きいです。タイヤ開発の立場からすると、性能を高めるための技術力、性能設計、ハンドリング性能などを高いレベルで実現することを目指していますが、ダカールラリーはそれを試せる絶好の場です。またTLC様からも「日本のランドクルーザーに、日本のオフロードタイヤを装着して挑戦したい」という想いを受けて。我々もそれに共感し、サポートとタイヤの共同開発をしています。
    水谷(以下、水): 北米ではBAJAのトロフィートラックをずっとサポートしていましたが、特に『オープンカントリー』シリーズのタフさと耐久力の底上げに繋がっています。そうした技術力のブラッシュアップと研鑽、そして蓄積したものを、ずっと注力してきたことが『M/T-R』をオフロードタイヤのトップカテゴリーに押し上げていると思います。最新の『M/T-R』もスペシャルなタイヤですが、サイズ自体はLT285/70R17と、ノーマルに近いもの。一般のユーザーでも選べるサイズであるため、製品化を見据えてしっかりと開発出来たのがメリットではあります。
    編:TLCドライバー・三浦 昂(みうら・あきら)選手から、具体的な要望はどんなものがありましたか?
    水:「耐パンク性能を上げて、タイムロスを減らせるようにして欲しい!」といった要望がありました。
    坂:特に耐久性能と耐外傷性能、後は〝リム外れしにくい〟という点に適合できるように開発しています。あとはハンドリング性能であったり、砂の上でのトラクションであったりも要望に合った性能ですね。
    編:それ以外に『M/T-R』開発時の苦心点はありますか?
    水:〝トータルバランス〟と、ひと言で言うと語弊があるのですが、TLCがダカールラリーに参戦する車両はノーマルに近い〝市販車無改造部門〟となります。タイヤ自体を相当軽量化したり、砂に特化させたり、耐久性を強くしたりは当然できるのですが、軽さや硬さ、構造などを装着する車両にピッタリと合う性能に落とし込むところが苦労したところではあります。
    坂:特にダカールラリー2023はランドクルーザー300のラリーマシンを初投入…ということもあり、車両とのマッチングやバランスを重要視していました。
    編:ダカールラリー2022仕様の『M/T-R』との大きな違いは?
    坂:「持続可能なモビリティライフの実現」を目指す当社の方針に沿って、サステナブル素材を使用しています。タイヤを構成する部材のうち、主にトレッド、カーカスプライ、サイドウォールの部材において、バイオマス(植物等の再生可能な材料)を由来とするブタジエンゴムとスチレンブタジエンゴムを使用し、またリサイクル素材として再生ビードワイヤーを採用しています。
    水:今回の『M/T-R』では、サステナブル素材の配合・採用を高め、その技術向上を図ることも目的のひとつでした。これは当社グループがサステナビリティ経営におけるマテリアリティとして掲げる7項目の中でも、「持続可能なモビリティ社会の実現に寄与する」取り組みの一環としても位置付けており、次世代モビリティ社会に向けた製品・材料の開発や技術の強化、製品・原材料リサイクル技術の構築、環境負荷物質代替材料開発といったテーマの研鑽にも繋がるものです。この経験値をタイヤの製品開発にフィードバックして、性能を磨いていきます。
    編:もちろん、単にサステナブルな素材を使用することだけが目的ではないということですね。
    坂:そうですね。サステナブルなマテリアルに加え、製造過程における省エネルギーの推進や工法、設備の更新などを含め、2030年には2019年比の46%削減の脱炭素化、さらに2050年には100%のカーボン・ニュートラルを目標に掲げています。
    *  *  *
    ――自然を愛するユーザーのための武骨なデザインと悪路での確かな走破性を備え、さらに環境負荷の低減を図った、まさに「新時代のアウトドア・オフロードタイヤ」の登場に期待を高めつつ、この次の40年で〝オプカン〟がどう進化していくのかも非常に楽しみである。

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    技術開発本部で、日々新しいタイヤの開発にまい進するキーマンの2人。LC300ダカールラリー2023が装着した『OPEN COUNTRY M/T-R』は今年から購入可能だが、これはLT285/70R17サイズという一般的なサイズであるためであり、トヨタ車体との連携と車両とのバランスが重要視された結果でもある。また性能面を一切落とすことなく、持続可能なモビリティライフの実現を目指すという方針に沿った、サステナブル素材を使用していることもコダワリだ。

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    LCの〝LC300ダカールラリー2023仕様〟へしっかりとマッチングすることを目指しながら、ダカールラリー2022や数々のテストからフィードバックされたノウハウで、さらに進化した『OPEN COUNTRY M/T-R(LT285/70R17 116/113P)』。このタイヤはダカールラリーといったレースでの使用だけでなく、モデルチェンジした市販品『2023スペック』として一般ユーザーも購入可能だ。
    その変更内容は、ゴム配合・タイヤの構造を再チューニングして岩場や砂漠などの荒れた路面における走破性能を追求したこと。さらに高速走行時の衝撃によるタイヤの損傷をミニマイズするデザインとコンパウンド、高剛性のビード構造を採用することで、耐久性をより向上。またこれまでのオフロードタイヤに求められる性能と、それと相反するような環境性能の融合を目指し、タイヤにサステナブル素材を採用していることも大きなトピックだ。
    具体的には持続可能なモビリティライフの実現を目指すという方針に沿って、タイヤを構成する部材のうち、主にトレッド、カーカスプライ、サイドウォールの部材にバイオマス由来のブタジエンゴムとスチレンブタジエンゴムを、さらにリサイクル素材の再生ビードワイヤーなど、サステナブル素材を使っている。

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    2022年12月31日から2023年1月15日にかけてサウジアラビアで開催されたダカールラリー2023。同ラリーにおいて、トヨタ車体株式会社が運営するラリーチーム『チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)』は、ランドクルーザー300 GR SPORTがベースの新投入したラリーマシンでデビューウィンを飾った。本レースを文字通り足もとから支えたのが『TOYO TIRES(トーヨータイヤ)』。TLCと共に共同でタイヤの開発を行ない、それぞれが培ってきたオフロードレースでの技術と経験を生かし、岩場や砂漠などの悪路走破性を高めたのが、ここで紹介する『OPEN COUNTRY M/T-R』の〝2023スペック〟なのだ。ダカールラリー2023市販車部門においてRonald Basso(ロナルド・バソ)選手/Jean Michel Polato(ジャン・ミッシェル・ポラト)選手の車両が1位、三浦昂(みうら・あきら)選手/Laurent Lichtleuchte(ローラン・リシトロイシター)選手の車両がそれに続き、2位でワンツーフィニッシュを決めて、2台ともに無事完走。TLCは今回本部門で前人未踏の10連覇を達成している!

  • TOYO TIRE株式会社
    ●所在地 : 兵庫県伊丹市藤ノ木2‐2‐13
    ●問合せ(トーヨータイヤ・お客様相談窓口) : ☎(フリーコール) 0800-3001456

    ●受付時間 : 月~金(祝日は除く)9:00~17:00
    ●URL : https://www.toyotires.co.jp

    https://www.toyota-body.co.jp/dakar/

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