YJ世代のジープでオフロードビークルに魅了されて2002年に創業したトップランカー。創業当時から敷地内にはジープをはじめとするUSカスタムに徹したオフロードビークルたちと共に、良い感じにヤレたK‐10のハイリフトが混在するなど、まるでアメリカ郊外に佇むオフロードショップさながらの雰囲気が漂っていた。新しくなった店舗には“HIGH LIFT PARKING ONLY”の看板と共に、よりディープでコアな北米スタイルを追求したジープが並ぶ。その光景はまさに本国のオフロードショップそのものである。
コンセプトは言わずもがな、オフロードからストリートまで映えるスタイルであり、その代表例が紹介する2台に詰まっている。左ハンドルのルビコンをアメリカから仕入れて作った同社のデモカーは、ブラックフィン仕様のリザーバタンク付きKINGショックを採用して2.5インチリフトアップを施し、以前は37インチだったタイヤを格上げして40インチをビードロックのメソッド17インチで華麗に履きこなす。ひと昔前なら40インチ履きとなるとそれ相応のリフト量を施すものではあるが、あえて控えめなリフト量でムチっとボリューム感あふれるボトムスが昨今の北米トレンドである。一方のJLもコンセプトはそのままに現実的な仕様となるお手本。20インチに37×13.5のマッドテレーンで負担を控えめにしつつ、北米のスタンダードなカスタムスタイルを実現させた。