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4WDの欠点をカバーしたハイブリッド4WD
4WDといえば、4つのタイヤを駆動させて走る車だ。
2WDに比べて走破性が高く、悪路走行にはぴったりな車である。
しかし、昔は4WDは「燃費が良くない」というイメージがあり、それによってやや敬遠されやすかった。
確かに一度に4つのタイヤを動かすとなれば、2WDの倍近くのエネルギーが必要となる。
しかし、その4WD=高燃費という壁を突破したのがハイブリッド4WDだ。
特に燃費が悪くなりやすい動作は停止からの発進だが、電気モーターが発進をフォローしてくれるため、燃費のロスをカバーすることができるようになったのだ。
これにより、ガソリンエンジンだけの力だけでなく、電気モーターの力も借りることで、これまでの4WDに比べて大幅に燃費を向上することに成功したのだ。 -
4WDの良さはそのままにされている
4WDの良さで挙げることができるのは、何よりも安定した走行が可能という点だ。
新しい機能が加えられると、何かしら良い点だった部分が損なわれるといったことは珍しくないが、ハイブリッド4WDに関しては4WDの良さをそのままに、4WDのデメリットのみを抜き取ったものと言っても過言ではない。
滑りやすい路面で多少スリップをしても、すぐにバランスを取り戻して走行を継続することが可能で、急な坂道でもグングン登っていくパワフルな馬力もそのままだ。
燃費が向上されているため、悪路であっても今までの4WD以上に遠くまで走ることができるようになるだろう。 -
ハイブリッド4WDの燃費性能はいかほどか?
では実際の燃費性能はどうなのか、その点がもっとも気になるポイントだろう。
確かにこれまでの4WDの燃費と言えば、良くて10km/L、コンパクトSUVでも17km/L
が相場だった。
しかし、ハイブリッド4WDの登場により、4WD=燃費が悪いというイメージは払しょくされたと言っても過言ではない。中でも高い燃費性能を叩きだしたのが「ハリアーハイブリッド」だ。
従来のハリアーに負けず劣らないパワフルな走りを見せ、なおかつ長時間安定した走行が可能だが、その燃費は約22km/Lをマークしている。
この数値は従来のコンパクトカーと並ぶ燃費であり、いかにこのハイブリッド4WDがコンパクトカーに追いついてきたのかがよくわかる。
このまま進化を遂げていけば4WDはさらに性能を上げ、今後の車選びの材料に燃費という言葉がなくなってくるかもしれない。 -
まとめ
4WDにはしてみたいものの、燃費が良くないかもしれない、と思っている人にまさにおすすめしたい車と言うことができる。
様々な地域、地形をものともせず、長距離を安定して、さらに低燃費で走行できるハイブリッド4WDなら、もうどこを走っても怖くないだろう。
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