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【OS技研】オンロードでもオフロードでも、自動的に駆動力を向上し安定した走りを実現するLSD

注目アイテム

サーキットやドリフトなど、とかくスポーツ走行のイメージが強いLSD。片側のタイヤの駆動力が少なくなっても反対側のタイヤに駆動力を自動的に配分してくれるので旋回性能が高まるが、実は直進時にもその恩恵は感じられる。乗用車と比較すると床下の空間が大きい4WDの場合、走行風が車体の下を通るので安定性に乏しい傾向がある。また車高をアップするとその印象はさらに強調されるが、そんな時にもLSDを装着すれば直進性が格段に向上する。特にパートタイム4WDではその違いが歴然。またLSDは本来不整地などでトラックがスタックするのを防ぐために開発されたもので、もちろんオフロードでも真価を発揮する。しかも近年多くの車両が採用するトラクションコントロールとの相性は抜群なのだ。デフロックのような特別な操作も不要なのも魅力的だ。ちなみにOS技研ではLSD用のオイルは発売していたが、新たに鉱物油をベースとした20W‐50のエンジンオイルを開発中。化学合成油は高温時には強いが4WDはそんな温度域では走らないし、敢えて低速のトルクを重視した設計となっている。分子の大きさが大小様々なので漏れにくいので、現行車から旧車まで使用可能だ。駆動力を確実に伝達させるにはどうするべきか。原点に立ち戻り潤滑油に着目するOS技研の新たなチャレンジにも期待したい。

OS SUPER LOCK4

クルマがスムーズに旋回するためになくてはならないデファレンシャルギア。内輪差を吸収する重要な役目があるが、一輪がスリップするとそこに駆動力が集中し動けなくなる。この時の設定値以上のタイヤの回転差を検知すると、瞬時にデフをロックし駆動力を伝達してくれるが、スーパーLOCK4は独自の技術を採用することで滑らかな作動と静粛性も実現している。日常的に使用可能で、雨やオフロードでも安心感を高めてくれる心強い機能部品で、愛車の楽しさやポテンシャルを１クラスアップしてくれる。

乗用車よりも柔らかめのサスペンションを採用する4WDの場合、コーナリング時に内側のタイヤが浮きがちになる。この特にLSDが作動する事でアウト側に膨らむ事を抑制し、スムーズに旋回が可能となる。むしろコーナーの内側に切り込めるので、ワンディングロードを運転することが楽しくなるほどだと言えるだろう。

4WDであっても、前後のタイヤが浮いてしまうような対角線スタックになると、身動きが取れなくなる。最新のトラクションコントロールが備わるクルマなら脱出も可能だが、それをキチンと使いこなすには多少慣れが必要。それに対しスーパーLOCK4は特別な操作も不要で、スタックをすることもなく不整地を走破する事が可能だ。
OS GIKEN ENGINE OIL:20W-50

これまでLSD用の専用オイルは発売していたが、新たにエンジンオイルの開発にも着手。一般的なカー用品店には100％化学合成油ばかり並ぶが、旧車やトルクを重視した4WDには鉱物油ベースの方が、相性が良い。これにエステルを加えることで、両者の良いところを融合させた製品を目指している。発売開始は2024年の初夏で、性能だけでなく価格も期待できそうだ。なお、安いオイルをマメに交換した方がクルマには優しいと言える。
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