MAXXISといえば、日本ではオフロード競技に特化した、エクストリームタイヤのイメージが強い。ロックや泥には無敵だが、しかしオンロードは…。しかし、そこはグローバルブランド、一般ユーザーに向けだってハイパフォーマンスなのである。“AT-980 Bravo”は、トレパドールやクリーピークローラーのようなバイアス構造のタイヤではなく、ラジアル構造。日常ユースでの快適性、長寿命性までも満たしながら、オフロードのトラクション性能もしっかり確保している優れものだ。トレッドは、MTタイヤを彷彿させる大きなブロックが印象的。左右に大きめのストレートグルーブを入れ、優れたセルフクリーニング性能、そして、高い排水性能を発揮する。見た目はMT寄りのATなのだが、日常使用を優先したオールマイティなタイヤである。