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4WDは雪道でも絶対に安心なのか？
4WDは悪路でも走行しやすいことを売りにしている。
もちろん、雪道などの場合もそうである。
しかし、実のところ、雪道を走行しても絶対に安心というわけではないのだ。
4WDは駆動や制動、走行などの面において優れているため、例えば雪が10cm積もっていて轍なども無い場合、平気で前に進むことが出来る。
さらに、滑りやすくなっている上り坂もぐんぐんお構いなしに登ることが出来るのだ。
そのため、実際に雪国である北海道や東北、北陸に住んでいる人は4WDを利用している人がとても多い。
しかし、4WDだから雪道は滑るのか滑らないのかと問われたら、答えは否だ。
例え4WDだったとしても凍っていた場合は普通に滑ってしまう。
雪道で車を止めるのはタイヤである。
滑りにくくしたいのなら、必ずチェーンを付けるか、性能の良いスタッドレスタイヤを付けるべきなのだ。 -
4WDで雪道運転する時の注意ポイントは？
4WDで雪道を運転する時に気を付けなければいけないことは、まず過信しすぎないことである。
「4WDだから大丈夫だろう」と心のどこかで思っている人もいるかもしれないが、前述にもある通り、雪道を走ることはそれなりに問題は無いが、止まることに関しては車重が重い分止まることが少し苦手なのだ。
そのため、4WDでもスリップして事故を起こしてしまうから、FF車やFR車同様に気をつけて運転をしなくてはならない。
なので雪道を運転する場合は、車間距離を十分に広げて、ブレーキをするときもゆっくり減退してからポンピングブレーキで止まることを意識することが大切だ。
下り坂を走る場合は、なるべく速度を落としてゆっくり進ませないとブレーキが効きにくくなっているため注意しなくてはいけない。
また、4WDは元々曲がりにくいため、雪道でのカーブは十分に注意しなくてはならない。 -
雪道運転でやってはいけないこと
雪道運転の最中にスリップしてしまった場合、焦ってブレーキを強く踏んでしまいがちである。
ABSが搭載されている車であれば問題は無いのだが、搭載されていない車でブレーキを踏んでしまうと止まるどころかスリップし続けて車道を外れ、ガードレールに衝突したり、最悪の場合他の車にぶつかってしまうこともある。
スリップしてしまった場合、最初はブレーキはなるべく踏まず、徐々にエンジンブレーキやポンピングブレーキを上手く使うことが大切だ。
また、雪が多く積もっていて車の上にも雪が沢山乗っていることが良くあるが、発進させる前に上に乗っている雪を落としておかないと、ブレーキを踏んだ時に雪がフロントに急に落ちてきて視界が見えなくなってしまうことがある。
走行する前には必ず上に積もっている雪やランプに付いている雪も除いてから運転をしよう。4WDでスタッドレスも履いているから滑らないということは無いのだ。
雪道に適応した運転も滑らないための秘訣である。
もちろん4WDの安心感はあるが、過信しすぎないことが大切だ。
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