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軍用車として開発されたのがジープだった
ジープはウィリスMBとフォードGPWで生産されていた車である。
第二次世界大戦中にアメリカ陸軍が、重機関銃を搭載できる小型の四輪駆動車の生産を要請したことから歴史はスタートする。
要請を受けて1941年からウィリスMBとフォードGPWで量産が開始されたが、メーカーが違うだけでどちらも仕様は同じだった。
耐久性に優れ、悪路走行にも強い車として、高く評価された。
その後、第二次世界大戦が終わり、日本に米兵が次々に上陸することになるが、このときにアメリカ兵が乗っていたのがジープである。
ただし、ジープという名称は、この2つのメーカーで生産された車種でなくとも四輪駆動車をジープと呼ぶことが多かったと言われている。
アメリカ兵が日本で乗っていた車に多くの日本の子供が憧れを抱いたことは有名である。
また、日本の自衛隊も1950年代にジープを導入している。 -
モデルチェンジを繰り返し現行のジープラングラーに
1945年に登場したジープのCJ-2Aは、農作業や建設現場で働く人向けの作業用自動車として作られた車である。
その後、1953年にモデルチェンジが行われ、CJ-3Bが新たに登場した。
1954年にはCJ-5が、1976年にはCJ-7が、続いてCJ-8と次々に新しいモデルに変化していった。
ジープラングラーYJが登場したのが1987年で、2代目が1996年に発売されたTJ、3代目が2007年に発売されたJKである。
JKは現行モデルとして現在も高い人気を誇っているジープラングラーである。 -
ラインナップが豊富なジープの車種
ジープの種類は生産が終了したものを含めると多岐にわたる。
現行モデルとして販売されているのが、ラングラー、ラングラーアンリミテッド、チェロキー、グランドチェロキー、コンパス、レネゲードであり、その他特別限定車も揃っている。
ラングラーアンリミテッドは1941年に軍用車として開発されたジープの魅力を受け継いでいる伝統的なモデルである。
見た目の圧倒的な存在感だけでなく、乗り心地の良さにも定評があり、オフロードだけでなくオンロードでも快適に乗れる車として人気だ。
また、安全性能が高いジープコンパスは街乗りカーとして利用する女性の姿も多く見受けられる。
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