限定車やチューナーコンプリートのパーツを手がけるLe Tech
年末には、日本国内限定500台のG400d プロフェッショナルエディションのデリバリーが始まっていると思われるが、この限定車の装備品のルーフラックやスペアタイヤホルダーを作っているのがドイツのLe Techである。これまで、Gクラスのヘヴィーデューティな純正装備品のサプライヤーとして、開発、製造を担っており、G63 AMG 6×6、4×4スクエアード、マイバッハG65ランドレーのポータルアクスルや、ブラバス800アドベンチャーXLPの製造なども手掛けている。それこそGクラスのワイルドでマッスルなイメージを演出する無くてはならないアイテムの開発、供給を手掛けており、その造り込みの緻密さ、仕上がりの美しさは折り紙付きの逸品なものばかりだ。そんな同社がW463Aをベースにしたピックアップトラックを製造している。「LENNSON C 500/350/400/63 PICKUP」がそれである。恐らくブラバスXLPのベースとなるモデルと見られる。これほどの技術力を持つLeTechに、今後ますます目が離せない。
LeTech G350dプロフェッショナルスチールバンパー。このバンパーに元々パークトロニックの設定が無いため、バンパーにツライチでセンサーが付くようにKKGにて加工。また、センター部にウィンチバンパーを併用する場合、分割切断し、LeTech専用キットにてMB専用ボルトにて装着する。
LeTech W463プロフェッショナルウィンチバンパー&WARN/VR10Sウィンチ。G350dに装着した場合、LeTech指定のキットでディストロニックを取り付けるとレンズがバンパーよりはみ出してしまうため、KKG独自で取り付ける土台を製作している。
LeTechルーフラック&ラダー。ボルト50本MBブラックボルトに変更し、ラダーブラケットはナット締めからボルト締めへとプレートから変更している。51インチ27LEDライトバー(ルーフラック専用)も装着。
アドベンチャー4×4製ロックスライダー(サイドステップ)。ステップの中にさらに6ミリ厚の鉄板が全体に入っている。岩場のアタックでもスライダーがあることでボディへのダメージが食い止められる。
スライドウインドウ(オランダ製)。このほかにもガルウィングタイプ(上側にガラスが跳ね上がる)がある。ロングのクォーターウインドウにはめ替えとなっている。
W461純正リヤセパレートバンパー。バンパーに開いている元穴を板金加工で塞ぎ、新たに純正位置にてパークトロニックの穴あけ、取り付けする。このほかにも、ORC製ヒッチメンバー&W461ナンバープレート台及びナンバープレート台ランプが装着されている。
LeTechリヤ背面タイヤホルダー(オーナメントをブラック塗装)。三角型の鍵穴にキーを差し込み捻ると、真ん中のプレート部が開き、元来スペアタイヤ中心部が物入れとなっている。
GFG DELTAアロイリム クラシック B18×9.5/130 ET20
ボタンボルトをアルミからステンレスに変更
タイヤ MT 275/65/R18
LeTech特注kw製3-Wayショック&2インチアップサス。Gクラスの横揺れを減衰調整で2インチアップのロールを伸び側で抑え、理想のマイルドな乗り心地を実現。街乗りはLow設定でマイルドに。高速時はHi設定で地面を吸い付くような跳ねない設定。ロングドライブも快適な仕様となっている。
実用性を高める逸品
KKGオリジナルのラゲッジボード。滑りにくい快適生地でセカンドシートの背もたれを倒した面とフラットになるように取り付け。大人ふたりが寝転べるほどのスペースを確保できる。
【取材協力】
●KK.G ADVENTURE