シリコンとゴムの相性は?
タイヤはゴムでできていますから、ゴムを守るケア方法を考えればいい。
ゴムは日光に多く含まれる紫外線やオゾンにとても弱く、冒されるとヒビ割れが生じてモロくなってしまう。タイヤワックスやシリコン系のケア剤は、薄い皮膜を作ってやることで、紫外線やオゾンによる劣化を防ぐために使われる。よくシリコンとゴムの相性を云々して、それは間違った方法だという人がいるが、紫外線やオゾンを浴びまくるよりは劣化が進行しにくくなる。
消耗品の代表であるタイヤなので、いずれ交換は必要になる。ある程度割り切ってどちらが得かを考えればいいだろう。
オゾンによっても劣化する
タイヤの劣化原因として、紫外線以外にオゾンの影響というのもある。保管する時は、オゾンを発生させる水銀灯の近くなどを避ける工夫が必要だ。
ワックスは塗り過ぎない
タイヤには活性剤が含まれており、走行時の伸縮によって徐々に染み出る構造となっている。ワックスを塗りすぎるとこの働きが阻害されるため、ヒビ割れを促進することにもなってしまうのだ。