神奈川県横浜市にあるBMW専門のファクトリーがポールポジション。今では当たり前に使われているOEMパーツを独自ルートでいち早く導入するなど、BMWファンの間ではよく知られているお店だ。高年式はもちろん旧車にも強い頼れるファクトリーである。
ポールポジション
Pole Position
ポールポジションの代表である伊藤氏は大のＢＭＷフリーク。この時代のＢＭＷをできるだけ残しておきたいという伊藤氏の想いがあり、販売する中古車は80～90年代のヤングクラシックが中心。希少なアルピナが店頭に並ぶなど、ファンにとっては堪らない場所となっている。こうした希少モデルを販売できるのも、修理できる高い技術を持っているからに他ならない。メカニックの勘や経験、そして豊富な知識が多くのＢＭＷを救っているのだ。
高年式モデルにおいても専用のコンピュータ診断機を完備し、確実な整備を施してくれる。以前よりトラブルが少なくなったと言われる高年式のＢＭＷだが、やはり定期的なメンテナンスは重要だという。また近年のモデルにはロングライフのエンジンオイルが採用されているが、長くても走行１万㎞までには交換してほしいとのこと。また、ヘッドライトレンズに水分が浸入してしまうトラブルも状態によっては修理、難しければ中古品を探してくれるなどユーザーの立場で整備方法を提案してくれるのも嬉しい配慮だ。
BMWジャパンが視察に来るほどの豊富な整備実績
経験豊富なメカニックが多数在籍しているポールポジション。その実績はBMWジャパンが視察にくるほど。
高年式から味わい深いヤングクラシックまで幅広く対応できるのもポールポジションの強み。
N52型の直6エンジンには電動式のウォーターポンプが搭載されている。従来のベルト式に比べて高価。
電動ウォーターポンプに組み合わせられるサーモスタットも専用品になる。同時交換が望ましい。
AT本体のトラブルが少ない高年式BMWだが、ATのオイルパンからオイル漏れを起こすケースが多い。樹脂製のオイルパンでフィルターと一体式。内部にはスラッジなどを吸着させるマグネットが装着されている。こうしたATFの交換はBMWに詳しい専門店に任せるようにしたい。
ポールポジション
