メルセデス・ベンツ専門ファクトリーとして長きに渡って整備を行ない30年。老舗ファクトリーの強みはやはり経験と実績に基づいた、確かな整備力にある。ATやエンジンなどの重整備も難なくこなし、メルセデスの7速ATに関してはいち早く整備手法を確立したファクトリーでもある。
シーバース
C.Birth
メルセデス・ベンツ専門の整備工場としてたくさんのユーザーを救っているシーバース。創業30年という老舗ファクトリーでもあり、有名人も通う名店である。シーバースの特長は、何より確かな整備力。例えば、メルセデス・ベンツの電子制御式AT。ATの状態を把握する方法としてATFのチェックがあるが、加えてシーバースではATの油圧データ(油圧の数値や変速時間)をCPU診断で確認しながら、正常値と異なる部分を探っていく。つまり、油圧データの正しい読み方と数値を知らなければ、電子制御のATを正確に把握することはできないのだ。さらに実走点検や異音点検も入念に行なっている。これらの修理アプローチは、電子制御式5速ATのころから行なっていることであり、7速ATであってもその手法は大きく変わらないが、これをいち早く確立したことは同社の深い知識と高い技術によるものだ。そんなシーバースには多くのユーザーが訪れ、整備依頼が殺到している。メルセデスのことで困ったことがあるなら必ず力になってくれるファクトリーである。
有名人も通う下町の老舗ファクトリー
エンジンやATの重整備が得意なシーバース。それだけ高い技術を持っているということでもある。
メルセデス・ベンツSクラスなどに多いのエアサスペンションの不良。この整備の実績も数多い。
シーバースではATを降ろす前に、走行診断、CPU診断、目視&異音診断等を行なう。ここで正しい判断ができれば、ATを降ろさずに修理可能な整備などもあるそうだ。ATFはATの状態を知る上で非常に重要な情報の宝庫。ATの知識が乏しいところでのATF交換は、重大なトラブルを見逃してしまうということにも繋がりかねない。
シーバース