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整備

2021.08.02

【GERMAN CARS MEISTER FACTORY in japan】あらゆる世代のドイツ車に対応するスキルを持つ!埼玉に誕生した新規店 T.K.farm

 ドイツ車に強い整備工場として埼玉県さいたま市に新規オープンしたのがT.K.farm。高年式モデルはもちろん、ヤングクラシック世代のドイツ車にも対応したスキルを持つメカニックが1人で切り盛りしている、隠れ家的ファクトリーである。

ブラバスなどチューニングモデルの整備やカスタムが得意!

 整備工場を選ぶ時の基準は人それぞれ持っていると思う。例えば、設備が充実しているか、費用の違い、メカニックの経験や技術、自宅からのアクセスなどが挙げられる。その中でもっとも重視したいのが、メカニックの腕。年式が新しいクルマでも、趣味として乗るクラシックでも、快調に乗り続けるためには良いメカニックと出会うことが、その後のカーライフに影響すると言っていい。
 ここで紹介するTKファームは、今年1月にオープンした新規店。代表の肥沼氏はメカニックとして現場に立ち、1人で切り盛りしているが、オープン以来、整備依頼のクルマが絶えない。その理由は肥沼氏の技術と経験、そしてブラバスなどチューニングモデルのメンテナンスやカスタムにも精通していること。現代のチューニングコンプリートカーは昔と違いコンピューターチューンが主流。そうしたモデルに対応したメンテナンスを行ないながら、ユーザーの要望に応じてカスタムも施す。例えば、ブラバスのコンプリートにAMGのブレーキシステムを移植したり、足回りのセッティングを施したりとドイツ車好きならついワクワクしてしまうようなカスタムを難なくこなしてくれる。もちろんハイパワー車にありがちなウィークポイントを押さえたメンテナンスメニューも用意し、安全にコンプリートカーを楽しめるようなクルマに仕上げてくれるのだ。
 設備面においてもメーカー専用のコンピュータ診断機のほか、汎用の診断機も併用して現代のドイツ車整備に欠かせないコーディング作業を自社で行なうことができる。
 最近ではヤングクラシック世代のメルセデスにも力を入れており、W124型500Eなどマニアックなユーザーが多いモデルでもきっちりと仕上げられる技術を持っている。
 そして、肥沼氏の明るい人柄もファンが多い理由のひとつ。職人気質のメカニックほど気難しいイメージを抱きがちだが、肥沼氏と語るクルマ談義はこちらが引き込まれてしまうほど面白い。お昼にクルマを預けに行っただけなのに、帰りは夜になってしまった……なんてことも。クルマの見た目だけを磨くのではなく、そのクルマが持つ性能を最大限引き出してくれるから、クルマに乗る楽しみは倍増する。ドイツ車に長く乗り続けるためにはメンテナンスも重要だが、何よりクルマに乗る楽しさを提案してくれることが、ユーザーのモチベーションアップにも繋がるのではないだろうか。TKファームにはそんなクルマ好きたちが多く集まってくる。

有名中古車販売店でメカニックとして勤務後、今年1月に独立しTKファームを設立。代表の肥沼氏は輸入車全般の整備やカスタムを得意とするが、その中でもドイツ車への思い入れは強い。

ヤングクラシック世代のメルセデスを得意するTKファーム。取材時にはS202型Cクラスワゴンが店頭に並んでいた。内外装ともにキレイな状態でこれから機関面を仕上げた後、販売するとのこと。タイヤチェンジャー、コンピューター診断機、コーディングで必須となるバッテリーチャージャーなどを完備し、高年式モデルに対応できる体制が整っている。
ノーマルにはない特別な存在感を放つブラバス。TKファームではこうしたチューニングコンプリートのメンテナンスやカスタマイズを得意としている。AMGのブレーキシステムを移植するなど、ユーザーの要望に応じたカスタムを施してくれるのも嬉しい。
近年のメルセデスで多いのがエアサスペンションの不良。W221型Sクラスでも交換頻度が高くなっているという。車高に違和感があったら早めに点検してほしいとのこと。
現代のドイツ車にとってはコンピュータ診断機は欠かせないもの。センサーや電子ユニットなど目視できない部位の状態を把握できるので定期的に診断を受けるのがベスト。
代表の肥沼氏は大のクルマ好きだか、同時にバイクへの想いも強い。工場内には販売用のバイクが並んでいた。気になる人は問い合わせを!
T.K.farm(ティーケイファーム)

●所在地/埼玉県さいたま市桜区町谷3-7-5
●TEL/048-767-7577 
●URL/https://t-k-farm.com/