セダン派、ワゴン派も要チェック!
ドイツ製SUVの侮れない実力
ユーザーが乗るドイツ車を見ていると、セダンとワゴンが圧倒的に多く、次いでコンパクトなハッチバック、クーペといったところだろうか。例えば80年代のメルセデスは、ワゴンモデルといえばS123ことミディアムクラスワゴンしかなく唯一無二の存在であった。その後、他社からも次々にワゴンモデルが登場。近年では、各メーカーがフルラインナップと言えるほど様々なボディを持つクルマが登場している。
SUVというカテゴリーの人気は今に始まったことではなく、メルセデス・ベンツGクラスはハイエンドなユーザーに好まれているし、BMW初となるSUVであるX5は人気が高かった。ポルシェがカイエンをリリースした時も話題になったほど、長くその人気を維持している。ちなみに現在のポルシェは911ではなく、カイエンやマカンなどのSUVが新車販売の中心になっている。
もちろん新車だけではなく、中古車としても豊富な流通量を持つドイツのSUV。本格クロスカントリーからオシャレなコンパクトSUVまで選ぶのが迷ってしまうほど、どれも魅力的な個性を持っている。
本企画ではドイツ製SUVの新旧モデルを取り上げながら、人気の理由や狙い目モデルなどを紹介していく。第1回目となる今回は、BMWをピックアップしてみた。まずは、2018‐2019「日本カー・オブ・ザ・イヤーエモーショナル部門賞」、「RJCカーオブザイヤー・インポート」、「日本自動車殿堂インポートカーオブザイヤー」の3つの賞を獲得したBMW X2に試乗し、現代のSUVの実力からチェックしていこう。
~ 続く ~