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G350d Gクラス

2020.09.10

G350d かゆいところに手が届く 妥協なきモノづくりへのこだわり

 350dをはじめ様々なモデルをG63仕様へコンバートすることが定番カスタムの一つとして人気の中、 その完成度の高さを極めるべく細部まで本物志向へとこだわり抜くのが、ここで紹介するベルフェデザイン。 「G63ルック」と一言では片づけられない魅力に迫る。

CANで信号をとって独自に開発したサイドミラー開閉キットは2013年モデルまでなら室内スイッチで操作が可能。ロックとアンロックのみで反応するのではなく、閉じた状態で時速15㎞以上に達した時点で自動的に開くような設定など、実用性に特化したシステムからもベルフェデザインのモノづくりへの熱意が伝わってくる。

一般的な社外品の場合、ダミーラジエターで市販されるケースが多いが、同社では本物のラジエターを取り付けており、ダクトの奥に潜むラジエターの質感までリアルを追求。ラジエターとして機能しなくとも、本物に一切見劣りしない仕立てとなっている。

徹底的にリアルを追求することで高い完成度を実現

 大阪で様々なハイエンドモデル用アフターパーツの開発をするベルフェデザイン。GクラスではG63仕様のバンパーカバーをはじめブレンボブレーキシステム、コンフォートショック、室内からのスイッチ操作が可能な電動格納ミラーなどが代表作となっており、そのどれもが単なる社外品という一言で片づけられないこだわりがある。同社では純正品も並行して販売しているとのことだが、オリジナルパーツはフェンダーのフィッティングにまでこだわり、機能はしないものの本物のラジエターをあしらうほどリアルを追求。それゆえユーザーからは価格以上のクオリティと称され、純正品が売れなくなってしまうという逆転現象まで起きているという。ビジュアルのみならず、乗り味や制動力強化まで徹底することで、本物と遜色のない域を追求する姿勢には感服である。

バンパーの出し具合までG63と同じように補正。ホースメントがしっかりまとまるように配慮しており、フロントフェンダーからの位置関係までフィッティングにこだわったG63仕様オリジナルフロントバンパーカバー。
Gクラスの硬い印象の乗り味を改善すべく開発されたコンフォートショックアブソーバーと、ブレンボにありがちなガツンと効くブレーキフィーリングをしなやかに止まる感覚に補正。ドライバーのストレスを高次元で払拭する。

ブラバス22インチ履きを軸に、減衰力32段階+全長調整式に40㎜幅の柔らかい素材を採用するバンプラバーで乗り味をプレミアムSUVレベルまで引き上げたコンフォートショックアブソーバー。ブレーキはフロント410㎜、6pod、リア380㎜、4podのブレンボブレーキシステムを奢り、ワンランク上の制動力を持つ。
G63と同じ角度でオーバルの厚みまで徹底的にこだわった350d専用マフラー。出口を特注で製造するこだわりは特筆物。