TOP > 記事 > 今までにない新しい旅のスタイルが実現できる

今までにない新しい旅のスタイルが実現できる

 半世紀以上に渡り世界中で多くのユーザーに愛用され続けるJaycoのモーターホーム。 ここで紹介するJay Flight SLX 212QBWは全長7.8mあるが、比較的取り回ししやすい。 しかも、意外にもリーズナブルなところも注目すべきポイント。

長期滞在も可能な構造と設備が整っている

 日本ではひと括りに「キャンピングカー」とか「トレーラーハウス」と呼ばれてしまっているが、本来の呼び方をすればアメリカブランドは「モーターホーム」と呼ぶのが相応しい。「家」と名乗るだけあって長期滞在を念頭に置いた設計がなされており、フレッシュウォーターが302Lも積載可能! これなら一週間は補給しなくても旅行ができる。また鉄骨のようなラダーフレームを採用しており、とてつもなく高い耐久性を誇る。それに対し欧州ブランドは乗用車でも牽引できるようアルミフレームを採用。水タンクの容量は非常に小さく、また耐久性が劣るのは正直否めない。もちろん牽引するクルマは限られてしまうが、太いトルクを生み出し、ローレンジも備えるGクラスなら難なく牽引が可能。ブレーキなどの牽引装置は必要となるが、今までにない長期滞在型の旅を楽しみたいなら、必要不可欠な相棒になる。

快適な居住空間と取り回しのしやすさを両立する

 就寝定員は大人5名。もちろんアウトドアで必要な装備は全て備わっており、キッチン/トイレ&シャワー/電子レンジ/冷蔵庫など、まさに十二分すぎるほどの設備を標準装備。車外には3m幅の非常に大きなオーニングや、温水シャワー、外部スピーカーまでも備わる。

フレームの先端部には、日本の規格に適合した8kgのLPGボンベを2本セット可能。エレクトリックブレーキや9ピンカプラーはもちろん、タンジャッキも装備。ディストリビューションヒッチも装備済みなので、運転のしやすさにも配慮。
写真の2020年モデルから、シルバーグレーの外装となり重厚感がアップ。オーニングやラダー、スペアタイヤなど必要な物が全てセットされている。

外部電源コンセントを標準装備。電源が取れるサイトなら、バッテリー残量を気にする事なく快適に過ごせる。また車外シャワーは汚れた足元やウェア、アウトドアグッズを洗うのに非常に重宝する。302Lものフレッシュウォーターを積載できるので、長期間でも安心。

三面の窓に囲まれた明るく開放的なリビング

一般的なモーターホームの場合、最後部はベッドスペースとなる。だがJay Flight SLX 212QBWはここをリビングスペースとしており、三方向に設けられた窓から陽射しが差し込み非常に明るく開放的。もちろんベッドにも展開可能なので、大人5人が快適に就寝可能だ。
トイレやシャワーはモーターホームには不可欠な装備。汚水のタンクも147Lあるので、水回り関係での心配は一切不要。この辺りも、欧州系とは設計思想が全く異なる点だ。
先端部は常設タイプのベッドスペースを確保。BluetoothオーディオやTVなども設置しており、屋外であることを忘れてしまいそうなほど快適。
ガスレンジを標準装備。他にも電子レンジや170Lの冷蔵庫を備える。まさにモーターホームの名にふさわしく、「家」の生活と寸分違わぬ快適性を実現する。
 30年以上の長きに渡り、北米から本格的なモーターホームの輸入・販売を手掛け続けるボナンザ。欧州にも様々なキャンピングカーブランドは存在するが、その設備や耐久性などは、モーターホームとは似て全く異なるもの。ヘビーデューティさが魅力の1つと言えるGクラスならいとも容易く牽引可能だし、長さや設備など様々なバリエーションを、ボナンザではラインアップ中だ。