Sクラスを中心に
人気のW124 Eクラスも発見!
1965y Mercedes-Benz 220SB
完全なフルモノコック構造のボディを持つ
セダンが第2世代に切り替わった後も、1960年にデビューしたクーペはテールフィンがあった時代のタテ目ボディをベースに生産が続けられていた。初めて完全なフルモノコック構造に切り替わったこのボディは、59年の登場からクーペの生産終了まで13年間も作られ続けたことになる。4輪ディスクブレーキが採用されたりATを選べるようになったのもこの時代から。現代の強力なV型ユニットを積んだ快適なCLクラスのルーツは、ここにあると言える。
1987y Mercedes-Benz 300SE
往年のメルセデスらしさが
感じられるSクラス
オイルショックを教訓に、軽量化と空力の向上による燃費改善をテーマに開発された第2世代のS。Wウィッシュボーン/セミトレの足回りなど基本部分はあまり変更されていない。デビューしたのは79年で、翌年には世界初の運転席エアバッグをオプションとして採用。搭載されるエンジンはV8と直6で、85年から加わった560SELはあまりに有名だ。強靱なドアの建て付けなど、作りは古き良き時代のメルセデスそのもの。
1992y Mercedes-Benz 260E ロング
実用性を重視した
W124のストレッチリムジン
W124こと初代Eクラス、260Eのホイールベースを80センチ延長したストレッチリムジン。ドアは3枚あり、2列、3列目の居住スペースは確保されている。VIPのためのリムジンというよりは送迎用として使われることが多かったようだ。日本への正規輸入は10台程という超希少モデルだ。
1995y Mercedes-Benz E320
1996y Mercedes-Benz S320
豪華装備と存在感のある
ボディを持つ3代目Sクラス
基本的構造では20年間変わっていなかったSクラスが、初めて本格的にモデルチェンジした3代目。ボディは格段に大きくなり、ハイデッキなスタイルを採用。二重ガラスのサイドウインドーやあらゆる部分の電動調整機能、さらには超音波式の障害物センサーといったハイテク装備も追加され、装備の見本市とも言える豪華仕様となった。大幅に重くなった車体を引っ張るエンジンの頂点にはDOHCのV12が登場。CANデータバスを最初に搭載したのもこのモデルだ。