「マルニ」も「世界一美しいクーペ」も。
懐かしいBMWを発見
1974y BMW2002 turbo
今でも多くの愛好家が存在するモデル
4ドアであるBMW1500のデザインを受け継いで、一回り小さな2ドア仕様として1966年に登場した1600-2がマルニの原型。サスはストラット/セミトレで、フロントはディスクブレーキと走行性能は先進的だった。このボディにより強力な1990ccのエンジンを積んだのが2002。前期モデルは、通称「丸テール」と呼ばれるテールランプが特長。標準となる100psのシングルキャブレターに、ツインキャブ120psのti、さらに機械式燃料噴射を備えた130psのtiiもある。さらに高性能モデルとして登場した2002ターボは、その武装されたエクステリアと高性能エンジンの組み合わせで話題となったモデル。今でも熱心な愛好家が存在する名車である。
1985y BMW 635CSi
現代では絶対に生まれない
美しいデザインが魅力
レースでも活躍した3.0CSの後継モデルとして登場したフルサイズのクーペ。ボディの製作はカルマン社が担当している。逆スラントしたノーズに繊細なピラーデザイン、ワイド&ローのスタイリングは、当時「世界一美しいクーペ」と絶賛された。搭載されるエンジンはビッグシックスのみ。13年の長寿モデルとなったため、途中で2回のマイナーチェンジを実施し、エクステリアもそれぞれにイメージが異なっている。今でも根強い人気を誇るモデルだ。