この2本があれば
様々な部位の手入れが可能
DIYメンテナンスというと、何だか大変そうな部品交換というイメージがあるけれど、ちょっとしたお手入れだって重要なメンテナンスのひとつ。ここでは整備工場から聞いた、簡単にできるお手入れテクニックを紹介しよう。
今回はワコーズのフッソオイル105とメンテルーブという潤滑剤を用意した。まずは、フッソオイル。これはゴムパーツやレザー部分などに使うもので、パワーウインドー、ドア、ハッチゲートなどの鳴きを止め、張り付きを防止するもの。さらにゴム、樹脂、皮革のツヤ出し、保護にも効果を発揮する。古めのクルマでは劣化などにより張り付きが起きていることが多いので、定期的に手入れしておきたい部分だ。
メンテルーブは金属部の潤滑剤。ドアキャッチなど可動部分に注油することでスムーズな作動を維持できる。また、防錆性に優れているのも見逃せない魅力。
以下にこれらを使った代表的なポイントを紹介しているが、使用範囲が広いのでフッソオイルとメンテルーブがあれば様々な箇所の手入れが可能になる。地味な作業ではあるが、そのちょっとした気遣いができるのがプロのテクニック。例えば、フッソオイルを直接キーに吹くというのは素人ではなかなか発想できないこと。様々なトラブルを経験し直しているからこそ、手入れすべき部分が分かるのだろう。
ちょっとした気遣いが
各部の寿命を延ばす