輸入車全般を取り扱う
老舗の総合ディーラー
ブランド牛で有名な松阪の市街地から国道166号を西に少し外れた街道沿いに突然立派な社屋がどんと姿を見せたのが、今年創業55年の三協自動車工業。マイカーがまだまだ一般に普及する前より、地元の自動車整備を担ってきた老舗のクルマ屋さんだ。
始まりは市内の別の場所で某国産ディーラーをオープン。その4年後に今の場所に移り、昭和62年には帝人がインポーターを務めていた時代にボルボの正規ディーラーとしてこの地域を中心に信頼を得る。その後、輸入車全般を取り扱う総合ディーラーとして、新たな歩みを始め現在に至っている。
では、ドイツ車への知見はどうなのか? となるわけだが、ご心配には及ばない。長年メルセデスやVW、アウディなどを扱うディーラーで働いていたメカニックが整備を担当しているので、自身の経験値プラス、情報交換できる地元のドイツ車ディーラーとの繋がりも深いので、常にあらゆる情報のやり取りも頻繁にしている。そればかりか、ドイツ車以外の輸入車も整備するので、ドイツ車のいい部分がより見えてくるというのだ。取材したメカニックによると「整備している中で気付くことですが、フィロソフィとしてなのか、メルセデスは見えないところの作りが秀逸ですね。目視できない狭い裏の方に手を入れて作業をする際に、よくバリ取りの甘い部分で擦り傷を作ってしまいますが、メルセデスだけはそれは決してない。そう言う細かいところまで行き届いた配慮を感じますね。BMWやポルシェは、走る楽しさが乗ってすぐ伝わって来たりします」とのこと。
最近ではディーラーの整備が時間に追われており、1台1台細かく丁寧な対応が難しいと言われている。そこで三協自動車工業では、クルマの使い方やクルマに求める性能など愛車への考えを聞いた上で、そこから整備プランを一緒に考えていく。作業に関して言えば、必ずそのクルマを試走して、走る、曲がる、止まるなどの現状を把握。その上で、予めユーザーと話し合った内容を踏まえた整備に入っていくとのこと。しっかりと腰を据えて故障診断し、ベストな方法を提案してくれるとても真面目で信頼できる整備工場が、三協自動車工業なのである。
タイヤチェンジャーなど各種整備機器が充実
24インチ対応で最新SUV系の大径タイヤも網羅
現物修理できるものがあれば
直すという昔ながらの整備も忘れない
コンピュータ診断機を完備しているので
高年式モデルにも対応できる
近年の輸入車のメンテナンスにはコンピュータ診断機が不可欠。これを車両と接続することで、エラーとなっている箇所が特定される。三協自動車ではこうした診断機が充実しているので、ドイツ車の他、様々な輸入車に対応できる体制が整っている。
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三協自動車工業株式会社
FACTORY DATA
三協自動車工業株式会社
●所在地 : 三重県松阪市田村町378-1
☎ 0598-21-7384 FAX 0598-21-7386
●URL: https://sankyomotors.co.jp/
●営業時間: 9:00 〜 17:00
●定休日: 月曜日