全国からユーザーが訪れる
W124専門ファクトリー
今でも熱狂的なファンが多く存在するメルセデスW124。完全な趣味車として、本当にこのクルマが好きで乗っているユーザーに支えられているモデルとも言える。そんなW124およびユーザーを応援してくれるのがプロショップ。神奈川県横浜市にあるアイディングは、W124が中古車市場に溢れていた頃から専門店として営業している。前に一度、代表の白濱氏に「なぜW124専門なんですか？」と聞くと、「それはW124が好きだから。これ以上のクルマはないと思っていますから」と笑顔で話してくれた。今、W124に乗っているユーザーに同じ質問をしても、きっと同じ答えが返ってくるだろう。「好き」というのは簡単だが、W124の場合は好きになってからの深さがある。クルマを知れば知るほどこれ以上のものはないだろうな、と思ってしまう魅力があるのだ。それが何かについてはアイディングを訪れた際に、ぜひ白濱氏と語り合っていただきたい。
アイディングの強みはそんな長い歴史の中で培ってきた経験、そしてメカニックの丁寧な仕事にある。オイル交換のようなクイック整備でもオイルを抜いている間に点検をしてくれたり、常に愛車の状態を気遣ってくれる。もちろん技術は折紙付きだからエンジンヘッドやデフなどのオーバーホールといった重整備も難なくこなす。淡々と、でも確実な仕事こそが多くのファンの喜びに繋がっているのである。W124好きなら一度訪れて欲しいお店である。
極上のメルセデス・ベンツS124が入庫
1995年式、走行3.4万kmの左ハンドル！
アイディングのイチ推し車両がコチラ。95年式の後期型E320ステーションワゴン、走行3.4万km、しかも左ハンドル仕様となっている。ブリリアントシルバーが艶があり、ボディのコンディションは抜群。ノーマルで維持されているのも好印象だ。良質な中古車が減少している現在、後期型のワゴンを探しているならぜひ実車を見に行ってほしい。
1995yE320T ●検6年3月●走行3.4万km●ブリリアントシルバー●ディーラー車●左ハンドル●黒本革シート●サンルーフ●シートヒーター●1オーナー●ETC●記録簿12枚 価格：498万円
室内は大切に維持されてきたことが分かる良好なコンディション。インパネ回りはシンプル。ラゲッジに2座の補助シートがある。
From I’DING
アイディング
二度目の足回りメンテナンスの時期を迎えているW124が増えてきている。基本はショックアブソーバーだが、アッパーマウントなど周辺パーツの交換もセットで実施しておくのがセオリー。
正しくバラして正しく組み直す。あちこち劣化が進んでいる状況で、実はこれが一番難しい。それを丁寧に作業してくれるのが専門店であるアイディングの強みでもある。
水回りは消耗品が多いので、定期的なメンテナンスを怠らないようにしたい。サブタンクは突然亀裂が入り、そこから水漏れを起こすケースが多い。ブレーキフルードは写真のようにオリーブオイルような状態を維持。劣化が進むと黒く変色していくこともある。
FACTORY DATA
アイディング
