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【創刊200号記念特集③/ TOTAL ACCESS】整備済み管理車両である2.3-16のMTモデル!/Mercedes-Benz 190E2.3-16 (W201)

ネオクラシック系のメルセデスを中心に、車両販売およびメンテナンスを行なっているトータルアクセス。ここが長年面倒を見てきた管理車両である190E2.3-16のMTモデルが、現在、販売車両として大事に保管されている。

 

Mercedes-Benz 190E2.3-16

(W201)

ボディも足回りもリフレッシュ済み!

全塗装もレザーシートの
張り替えも実施

 後にエボⅠやエボⅡといったモデルを世に送り出すことになった、DTM参戦用ホモロゲーションモデルとして世に送り出されたのが、メルセデス・ベンツ190E2.3-16。メルセデスのM102エンジンを英国レーシングエンジンビルダーの名門、コスワースがDOHC16バルブヘッドを開発し、さらに排気量を2.3ℓまで拡大したことで、175psを発揮するエンジンを載せ、カタログモデルとしてリリースされた。
 日本へ正規輸入されたのは1986年から88年。翌年から2.5‐16へと排気量アップが実施されたのだが、MTモデルの正規輸入は途絶えることになる(エボモデルは除く)。今や2.3‐16自体が希少な存在だが、MTモデルとなるとより貴重な個体。それが現在、トータルアクセスに販売車両として在庫されているのだ。86年式で530万円のタグが付けられているこの個体、実はトータルアクセスが長年面倒を診てきて管理車両。走行距離は14万㎞を超えているが、整備履歴がハッキリを分かっており、現状で各部の整備済みという良好な物件である。さらに、外装は2017年に全塗装済みで、内装はフロントのレザーの張り替えを実施。530万円という価格は決して安くはないが、後の下取りを考慮したら、新車以上にリーズナブルな価格で所有できるという可能性を秘めていることは確か。だからといって、流行の転売ヤーはくれぐれも手を出さないよう願いたい貴重な物件である。

ステアリングやシフトノブはそれなりの使用感はあるものの、それ自体は大した問題ではない。走りを積極的に楽しみたいのならば、純正は取っておいてカスタムすればよい。
14万kmオーバーの走行距離とは思えないほど、しっかりした室内。ポイントはやはり左下が1速となる5MTで、コンパクトなボディサイズと相まって、軽快な走りが楽しめることだ。
フロントシートはレザーの張り替えを実施。リアシートはその必要がないほど状態が良い。ちなみに、リアは2座となるため乗車定員4名となる。
全塗装されたボディはキレイない状態で満足感の高い仕上がりだ。希少車なので大切に保管できる環境が望ましい。
状態の良い純正ホイールが装着されている。希少車ほど、オリジナルのパーツは高評価となり、売却時にも有利となることが多い。
ラジエーターサブタンク、クーラントレベルセンサー、点火プラグなど、各種の整備を実施済み。リアのハイドロも残されており、油圧ポンプは良質な中古品へと交換済み。
 

メンテナンスにも強い! メルセデス・ベンツ専門店

状態の良いメルセデスを数多く
残せるように整備にも力を入れる

TOTAL ACCESS

トータルアクセス

W124など、趣味性の高いネオクラシックなメルセデスをメインに、販売、整備、カスタマイズ、買い取りなどを行なっているのが、東京の江戸川区に位置するトータルアクセス。販売車両は自社での買い取り車両がほとんどで、その多くが管理車両という、履歴の分かる物件がほとんどだ。また、この年代に強いメカニックが2名いることから、車検や整備にも強く、多くの顧客を抱えているプロショップである。

「メンテナンスが大事ということは、今も昔も同じだけど、パーツ価格が高くなることは、古いモデルの宿命。でも、リーズナブルに整備する選択肢を残せることは、長年、専門店として多くのノウハウを蓄積してきた強みだと思います。状態の良いメルセデスを数多く残せるように、今後も整備に力を入れていきますよ(笑)」。とトータルアクセスの代表である石川氏は話してくれた。
 
問い合わせ:トータルアクセス
●所在地:東京都江戸川区東葛西4-11-7
●TEL:03-5605-1333 ●定休日:火曜日
●URL:http://www.totalaccess.co.jp/