【メルセデス・ベンツが好き。】現在販売されている注目のネオクラシックをチェック!①
実際に販売されているヤングクラシック世代のメルセデスの中から注目の車両を紹介。まずはW124シリーズにおいて希少な存在となっているカブリオレ。クーペをベースにしており、優雅なメルセデスライフを送れるヤングクラシックモデルだ。
1993y Mercedes-Benz 320CE カブリオレ
セダンとは全く異なるエレガントな雰囲気を醸し出しているエクステリア。自動制御のローバーも備わり安全性も高い。
U-CAR DATA
●検なし●走行13.5万km●シルバー●AT●左ハンドル●オープントップシリンダーOH済み●ディーラー車●エアコン●パワステ●革シート
セダンが主流となるW124だが、そのラインナップの中で特別な個性を放っているのがカブリオレ。新車価格も別格だったほど特別なモデルだ。クーペをベースとした4シーターオープンで、電動開閉式のソフトトップを持つ。カブリオレはW124から新たなラインナップとして加わり、次世代はEクラスではなくCLKクラスに受け継がれている(その後またEクラスに戻る)。 トップの開閉はAピラー部分のロックを含めてスイッチ操作のみの完全なオートマチック。これにはSLで培った油圧シリンダーの技術が盛り込まれている。同様に転倒時に乗員を保護する自動ロールバーも装備して、オープンドライブを大勢で安心して楽しめる一台だ。
インテリアもクーペ同様に上質なウッドパネルを採用し、トランスミッションも機械式の5速タイプとなる。
取材車は93年式のいわゆる中期型にあたるモデル。前期型のフェイスながら、エンジンはM104型直6DOHCを搭載する。フリークの間では前期フェイスを好む傾向があることからも、30年の時を経て新たな魅力になっているのが面白い。
このクルマを販売しているトータルアクセスは、この時代のメルセデスを長く扱ってきたプロショップ。トラブルが起きやすいトップの油圧シリンダーはオーバーホール済み、スロットルアクチュエーターやエアコンコンプレッサーなどの空調の周辺パーツは交換済みとのこと。トップを開けて走るにも良い季節になっているので、往年の名車に大勢で乗ってオープンエアを楽しもう!
SLクラスのオープントップ技術を採用したエレガントなカブリオレ
対候性に優れたソフトトップは耐久性が高い。トップを閉めた状態のルックスも他のW124とは別格な雰囲気。
上質なウッドパネルをふんだんに使用した優雅なインテリア。ATはクーペ同様に機械式の5速タイプとなる。後席は2名が定員で、レザーシートが組み合わせられる。
ボタン一つでトップの開閉ができる。Aピラー部分のロックも含めて完全なオートマチックとなっている。これはSLクラスで培った油圧シリンダー技術によるもの。後席のロールバーはセンターコンソールにあるスイッチでアップ/ダウンが可能。
転倒時に乗員を保護する自動制御のロールバー。当時、世界一安全なオープンカーと呼ばれたSLと同様の技術が盛り込まれている。
93年式は見た目が前期型でエンジンが後期型という過渡期世代。前期フェイスはファンからも人気があることから、中期型が魅力的なチョイスになっていることも確かである。
クーペ同様にドアを閉めるとアームが延びてシートベルトが装着しやすくなる。ラゲッジはトップ収納のためセダンに比べるとやや狭い。
トータルアクセスではリアルクラシックである縦目世代も扱っている。ちょうど取材時にはその仕上げ段階に入っており、内外装はもちろん、エンジンなどの機関系まできっちりと手が入っている。普段使いもできる縦目メルセデスは所有する満足感が高く、注目度も抜群!
熱心なファンが多い角目世代のメルセデスを中心に車両販売、メンテナンスなどトータルでサポートしてくれる専門店。
取材協力:トータルアクセス