1985y AMG 500SEC
過激なルックスで多くのファンを魅了した１台
OWNER 定延さん
憧れだったクルマを手に入れた喜びは格別
バブル景気に沸いた昭和から平成に時代が移りゆく頃に流行した、浜田省吾の歌に綴られていた巨万の象徴「純白のメルセデス、プール付きのマンション」。こんなフレーズを思い出してしまうくらいのカリスマ性を纏っているのが、定延さん所有のＡＭＧ５００ＳＥＣの象徴であるブリスターフェンダーだ。当時からその存在感は一目を置かれるボディであったが、定延さんはこのクルマよりも前に別のＷ１２６を所有しており、この時代のメルセデスへの思い入れはとても強い。
そもそもはＣ１２６が欲しかったのだが、10年前に購入したのは90年式３００ＳＥ。その後も「シャコタン☆ブギのアーマーゲー」に出会ってからＡＭＧへの憧れはますます高まり、８年前にインターネットで偶然見つけた神戸のショップにあった車両を即購入した。
このクルマの履歴を辿っていくと、新車登録こそ別の地域だったが、登録から1年後より約19年間、なんとご本人の地元である岡山で走っていた個体だと判明する。その後、このクルマの当時を知る方々と知り合うことができ、その頃の写真や過去のこのクルマに関する悲喜こもごもなエピソードを聞ける縁もできた。
そんな定延さんが愛車の購入から８年で走った距離は約２万㎞と、所有した年数にしては控えめな走行距離ではあるものの、昨年は行動範囲を九州や関東など、ジャーマンカーズキャラバン２回を含むイベント行脚。最近では、セダン３、クーペ７の割合での稼働率となっているとのことで、「最善か無か」のコンセプトのもと、クラフトマンシップ溢れる手作り世代のメルセデスにハマっている。良いものは長く所有するにつれてその魅力は増していく。Ｗ１２６の２台体制はこれからも続いていく。
クラシックカーライフを教えて！一問一答
●購入して何年？
【8年】
●愛車の魅力は？
【DOHCヘッドとワイドフェンダー】
●現在の走行距離
【8.4万km】
●メンテナンスの部品は？
【純正品とOEMの両方】
●行きつけのショップは？
【与田モータース】
●最近のメンテナンスは？
【特になし。絶好調！】
