ボディの拡大により
居住性も大幅向上
BMWがはじめてのSUVをリリースしたのが、2000年に登場した初代X5。その後フルモデルチェンジを果たしたのが、ここで紹介するE70型のX5である。
初代と比べて見ると、ボディサイズを全長で156㎜、幅が60㎜も拡大して生まれ変わった2代目モデルである。ヘッドライトやテールデザインなどに初代の印象を強く残しながら、起伏に富んだ面で構成される躍動的フォルムとなった。当初ラインナップされたエンジンはV8と直6で、共に新開発のバルブトロニック付き。マグネシウム合金製のクランクケースを採用している。オプションのサードシートを装着すれば最大7人の乗車も可能となっているのも進化ポイント。
xドライブは横滑り防止装置であるDSCとの連携によって、4輪の駆動力と制動力を個別に制御することが可能。様々なシーンで高い走破性を発揮できる。
取材車は2013年式で、ダイナミックスポーツパッケージであることがトピック。専用のエアロパーツをフロント、サイド、リアに装着し、足回りもスポーツサスペンションで強化。引き締まった足元を彩るのは20インチのアルミホイールで、これもダイナミックパッケージならではの装備。インテリアは上品なベージュとウッドパネルの組み合わせで、高級な雰囲気を存分に味わえる。現在の走行距離は5.1万㎞で車両本体価格は、248万円となっている。
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