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メンテナンス

2022.04.29

【素材別ドイツ車メンテ術 vol.11/タイヤ・ホイール編 ②《ホイール》】基本ケアはボディと同じだがブレーキダストが手強い相手

一般的には鉄やアルミ、高性能なものではマグネシウムなどが知られているが、多くはそれらにケイ素や亜鉛、マンガンなどを混合した合金(アロイ)となっている。また、ホイールにもサビ防止や光沢出しのため、塗料が塗られている。

 

鉄粉は洗って防ぐしかない!?

 どんな素材でできたホイールも、色がシルバーのものであっても、必ず塗装されている。
 ということは、ボディケアと同じように、汚れを落としてからワックスなどで保護被膜を作ってやればいいわけだが、ブレーキダストが手強い相手なのだ。ブレーキダストは、ブレーキパッドに含まれる摩剤や樹脂分や、ブレーキローターから発生する鉄粉が成分です。パッドから出る汚れは、相当特殊なパッドでも使っていない限り、専用ケミカルで除去できるが、ローターから出る鉄粉はホイールに突き刺さった状態でサビてしまい、これがホイールをまっ赤に汚してしまう。こればかりは、マメに洗って防ぐしかない。

 

ダストはパッドだけじゃない

ブレーキダストの汚れは、パッドだけでなくローターの鉄粉も含まれる。パッドをあれこれ工夫するのもいいが、掃除の必要は常にあると心得よ。
 

状態によってもケアは違う

洗浄のプロは、ホイールの素材だけでなく状態によっても洗剤を使い分けると言う。愛車にとってのベストを色々と模索してみるのも面白い。