走りが楽しい
FRコンパクトの完成形
2代目1シリーズ(F20)
●生産期間:2011~2017年
●後期型:2015年~後期型
BMWのFRプレミアムコンパクトである1シリーズの2代目モデルがF20。ライバルメーカーにはないFRにこだわり抜いているところにBMWの哲学を感じるモデルでもある。スポーツやスタイルといったデザインラインパッケージを選べるようになったのもトピック。エンジンは直4ターボを搭載し8速ATが組み合わせられる。軽快な走りは健在で、FRならではのシャープなハンドリングを楽しめる。
F20では2度に渡るマイナーチェンジが実施されており、まず2015年には、LEDヘッドライトやキドニーグリル、テールランプなどエクステリア関連がブラッシュアップされている。同時に衝突回避・被害軽減ブレーキなど安全装備も進化を遂げている。さらに2017年には、インテリアデザインをよりモダンなものに刷新。センターコンソールやインパネ回りの雰囲気も大きく変わり、より上質なインテリアを作り上げている。 このように年式によって内外装の仕様が変わってくるので、どの年式が自分にマッチするか検討してから選ぶようにしたい。200万円の予算なら後期型も射程圏内だ。
シャープなラインで構成され、スポーツ性が高いFRハッチバックとしての個性をうまく表現しているエクステリアデザイン。カーゴルームも十分の広さを確保しているので普段使いでも活躍できる。L字型をイメージした伝統のテールランプ回りもBMWらしさを感じられる部分である。
代表モデルの中古車価格例
2017年式118i Mスポーツ
走行4.2万km/ホワイト/198万円
2014年式116i Mスポーツ
走行2.7万km/ホワイト/110万円
プレミアムコンパクトハッチである1シリーズ。200万円の予算で狙い目なのは、2代目となるF20。年式にもよるが、走行3万km以下のクルマも探せるし、ガソリン車だけではなく、ディーゼル車も選べる。ちなみに初代モデルは激安。