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いざという時に頼れる主治医の存在がカーライフを充実させる!ドイツ車ファンに愛されるお店 UP CURRENTS①

 車両販売だけではなく、メルセデス・ベンツのメンテナンスも得意としているのがアップ・カレンツ。その現場を担っているメルセデスディーラー出身の敏腕メカニックである川村さんに、人気モデルのトラブル事情について聞いてみた。

 

きめ細やかなサービスで整備に定評があるアップカレンツ

敏腕メカニックによる整備に定評あり!

 メルセデスをメインとした専門店であるアップ・カレンツ。ここは、メルセデスを主軸とした車両販売のほかに、メンテナンスを得意としているのが特長だ。
 2004年に、国道6号線の上り沿いにオープンして以降、車両販売などは齋藤代表が、そして修理およびメンテナンスに関しては川村ジェネラルマネージャーが行なってきた。
 その川村さんはメルセデスディーラー出身のメカニックであり、W124などのネオクラシックはもちろん、W211やW212なども得意としている人物。高い整備スキルを持つことから、一般ユーザーだけでなく、ディーラーからも依頼が来るほど。アップ・カレンツがオープンして18年が経過するが、川村さんの丁寧な仕事ぶりは変わることはない。
 そんな川村さんに、W205型CクラスやW212型Eクラスのメンテナンス、トラブルについて聞いてみた。
 川村さん自身も愛車にしていたことがあるW124世代のメルセデスと比較して、W205やW212といったメルセデスのトラブルは、どのような状況でしょうか?
 「総じて信頼性という面では向上していますし、壊れにくくなっているというのも事実だと思います。ただし、定期的な点検・整備が必要なことは当然ですが、とくにモデルによっては弱点と言ってもよい部分はありますね。」
 それは例えばどのような部分でしょうか?
 「例えばウォーターポンプ。樹脂部分が折れて交換ということがよくあります。あとはオイルフィルターケースからのオイル漏れ、スタビライザーリンクやタイロッドエンド、ロアアームなどからの異音、それとエンジンおよびミッションマウントの劣化ですね。これらの部分は入念に点検する部分で、販売車両の場合は納車整備時に交換することが定番となっているパーツです。このほか、交換頻度は高くありませんが、燃料ポンプ上部の樹脂のヒビ割れ、エアサスペンションのエア漏れなども珍しくはないトラブル事例ですね。細かい部分でいえば、基盤内部に水が浸入することで、キセノンライトが点灯しなくなるといったこともよく見られるトラブルです。」
 それらのトラブルを避けるコツについて聞いてみると「やはりメルセデスに精通したメカニックによる定期的な点検を行なうこと。オイル交換時に劣化部分を発見することも多いんです。」とのこと。安心して乗り続けるには、やはり点検が重要だ。

アップカレンツの強みはココ!

トラブル傾向を熟知した上で的確な納車整備を実施し、アフターフォローも万全!
アップ・カレンツの販売車両は、川村メカニックによって入念な納車整備が施される。エンジンオイル、LLC、エアフィルター、エアコンフィルターなどのほか、クルマによってはウォーターポンプの交換まで実施してくれるから、安心してメルセデスライフをスタートできる
W205とW212の上位グレードで採用されているエアサスペンション。バルブブロックやコンプレッサーも含めて、定期的な交換が必要になる。
頻繁に発生する部分ではないが、トラブルが発生しているエアコンのコンプレッサー。アップカレンツは添加剤の投入を納車整備時に実施している。
エアコンのコンプレッサー同様、頻度は低いが、トラブル事例のあるスターター。点検だけでは劣化具合が分かりにくい部分でもある。
燃料ポンプ上部の樹脂割れ。頻繁に発生するトラブルではないが、ガソリン臭を感じた場合は早めの点検、交換を実施したい。
オイルフィルターケースはオイル漏れが生じやすい定番のポイント。パッキン交換で完治するため早めの修理がお勧めだ。
スタビライザーリンケージやタイロッドエンド、さらにはロアアームなどに付くボールジョイントの劣化。これが進行すると異音が発生し、最悪の場合は部品が外れるという大きなトラブルに繋がる可能性もある。ステアリングを切った時に異音がしないか、定期的にチェックしよう。
ベテランメカニックの技術が光る
納車整備の現場に密着!

フィルター、油脂類、マウントを交換入念かつ丁寧な作業を実施

取材時に行なっていたW212の納車整備では、エンジンマウント、ミッションマウント、メインバッテリー、サブバッテリー、ブレーキパッド&パッドセンサーの交換も実施。仕入れた車両の状態によって交換部品は異なるが、今回行なった交換内容は標準的なものとのこと。もちろん、購入後のアフターメンテナンスも受け付けているので、購入から維持まで安心して任せられるショップといえる。アップ・カレンツは庶民の味方でもあるのだ!
 
キセノンヘッドライトの基盤内部に水が浸入してしまい、ライトが点かなくなるというトラブルは、最近増えている事例。原因は、コネクターの位置が悪く、水が浸入しやすい形状になっていること。クルマによっては基盤の装着、取り付け方法を変えて水が入りにくくすることもできるとのこと。
 
アップカレンツ
所在地:千葉県松戸市松戸2303-1 
TEL:0120-444-083
URL:https://www.upcurrents.net