【ドイツ車に強い! 頼れる修理工場 vol.2】全国から整備依頼が殺到する愛知の名店/ナガセ自動車
愛知県名古屋市中川区の国道1号線沿いに位置するナガセ自動車。新しい整備技術を積極的に取り入れるなどして、質の高い整備を提供している。そのこだわりを探りながら、ナガセ自動車の今を紹介する。
優秀な整備士と充実した設備で
質の高い整備を提供
1949年に創業し、今年で73年を迎えたナガセ自動車。ここは、W124世代のメルセデスを主軸に、高年式のドイツ車から国産車に至るまで、幅広い車種の整備や販売を行なっているところだ。特に整備に関しては高い評価を得ており、500E/E500、964型のポルシェ911などは、多くのユーザーから絶大な信頼を得ているショップでもある。
ナガセ自動車は整備に強い。そう言われる理由が、現在77いるメカニックの存在だ。20代から整備歴20年のベテランまでが揃っていることで、あらゆる整備に対応している。また、指定工場であるため、自社で車検を通すことができ、もちろんその設備も完備。さらに、2005年にはボッシュカーサービスの指定工場にもなり、設備と人材育成、メカニックのスキルアップも図られている。そのため、古いドイツ車のみならず、あらゆる高年式車の整備も可能としているのだ。
また、幅広いネットワークを活用している点も、整備やカスタムに強いと言われる所以だ。例えばルーフライナーやステアリングの補修などには、専門の業者とコラボレートすることで、より質の高い装着が可能。また、ディーラーでは行なわないパーツのオーバーホール業者とも繋がっていることで、リーズナブルな修理という選択肢も提供している。そのような理由で整備に強いナガセ自動車では、自社整備による車両販売が好調だ。希少モデルのほか、ボッシュの認定中古車、高年式モデルも数多く取り揃えており、クルマ探しから整備までワンストップで提供する。
リビルドパーツなどを活用した
財布に優しいメンテナンスを提案
純正パーツのみならず、品質が確保されているOEMパーツや、ディーラーでは扱わないオーバーホールパーツなども使い、リーズナブルな修理や整備も選択肢として提供している。その一例がメルセデス・ベンツR129型SLにおけるソフトトップの可動シリンダーだ。合計12本(一部11本の場合もあり)もの油圧シリンダーを使い、ソフトトップおよびリアパネルの開閉を行なっているが、このシリンダーを純正の新品ではなく、オーバーホールしたものを使うことで、リーズナブルな修理が可能になる。ただし、その交換にはこのメカニズムに精通したメカニックが必須となる。
R129型SL用の油圧シリンダーをナガセ自動車が仕入れて交換作業を行なう。純正の新品を使い全ての油圧シリンダーを交換すると部品代だけで100万円を超えるが、リビルドなら半額以下で済む。
年式によって、合う合わないなどが発生するため、ナガセ自動車ではある程度ストックし、ベストなものを選択して装着している。
旧車からイマドキドイツ車まで
幅広く対応
W124世代のメルセデス、特に500E/E500の整備&カスタム、そして964型のポルシェ911などの整備に関して、多くのユーザーから高い評価を得ている。さらにナガセ自動車はネオクラシック系のドイツ車のみならず、高年式のドイツ車の整備も得意としており、コンピュータ診断機を始めとして、それらのメンテナンスツールも取り揃えている。ボッシュカーサービス店ならではの最新情報も整備においては強みになる。
パンタ型リフト2基、2柱リフト5基を揃えているサービス工場。ボッシュはもちろん各メーカーのコンピュータ診断機を完備しているから、高年式モデルの整備にも対応できる。タイヤ&ホイールの組み替えも可能!
指定工場であるため、ブレーキ制動力テスター、スピードメーターテスター、サイドスリツプテスター、排気ガス濃度テスター、ヘツドライト光軸テスターを揃え、自社で車検を通せる。
新旧のドイツ車に精通した
凄腕メカニックが7人も常駐
ナガセ自動車には、現在、ベテランから20代の若い人材まで、7人のメカニックが揃っている。メカニック不足が叫ばれている昨今において、この人材は非常に強みであり、質の高い整備サービスを供給できる源にもなっている。
ナガセ自動車
欧州車はもちろん国産車も幅広く扱っている。その中でもドイツ車は得意中の得意と言っても過言ではない。ボッシュの認定中古車も取り扱っている。
ショールームのほかにも、展示場には多くの販売車両が並べられている。ネオクラ系メルセデスも豊富に在庫していることから、より好みの1台を探しやすい。これらの販売車両は、自慢の質の高い整備を施してからの納車となる。