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2022.05.20

【整備工場に聞いたドイツ車ライフを変えるヒント/G-STYLE②】オーテル・マキシシスを日本に広めた立役者

 革新の故障診断機をリリースしているオーテルから、MaxiSys ADASのオプションと診断機の新機種が登場。従来品を超える高機能を備えることで、現代のクルマにマッチした整備作業をアシストしてくれる。

IA800
MaxiSys ADAS OPTION

さらなる進化を遂げた
ADASキャリブレーション

今後実施される現代のクルマに合わせた新しいシステムであるOBD車検などに対応できる整備機器をリリースしているのがオーテル。故障診断機であるマキシシスやADASキャリブレーションなど、同社の製品は多くの整備業界関係者から注目されている。

容易にフレーム設置ができ作業効率が大幅に向上

 カメラやセンサーなどが装着された部位の部品交換を行なった時に必要となるのが、機能調整作業(通称エーミング)。オーテルではこれをADASキャリブレーションと呼んでいるが、その作業において必須となる整備機器がマキシシスADAS。
 今回そのオプションとして登場したIA800は、6つの高解像度カメラと、ホイールに装着するクランプ付きターゲットにより迅速にフレームの設置ができ、すぐにキャリブレーション作業を行なえるもの。6つのカメラから発する光を各ホイールに取り付けたターゲットに反射させることで正確な3次元計測が可能となっている。ADASキャリブレーションにおいて重要になるのが、正しい位置、距離にターゲットを設置することだが、それが容易になったことで効率的に作業ができるように進化したということだ。
 これに合わせて故障診断機であるマキシシスもさらなる進化を遂げており、マキシシス901、マキシシス919、マキシシスウルトラの3機種がリリースされている。いずれも従来モデルよりも高機能となり、コーディングなどの処理速度も向上。各オプションと組み合わせることでオシロスコープなども使えるので、忙しい整備の現場において心強い味方になってくれることは間違いない。現代のクルマは快適で安全で高機能だが、それに合わせて整備機器も大きな進化を遂げている。それに対応した修理工場選びも今後は重要になってくるだろう。

ベテランメカニックほど故障診断機を扱うのが苦手という声を聞くが、マキシシスは日本語表示で直感的に操作できるのが魅力。今回、ADASキャリブレーションのオプション登場に合わせて、故障診断機であるマキシシスも新機種を導入。これを組み合わせることでより効率的に作業できる。

革新の故障診断機
オーテル・マキシシスのニューラインナップ

MaxiSys Ultra
圧倒的高機能を誇る最上位モデル

13インチモニター、スプリット表示(2画面)、内蔵メモリー258GBを搭載した最上位モデル。特大モニターで作業しながらインターネットで検索可能なスプリット表示。MaxiFlash VCMIもSETなのでオシロスコープでの作業も可能。

MaxiSys919
オシロスコープなども扱えるのが魅力

4チャンネルオシロスコープ、波形発生器、マルチメーター等を搭載したVCMIを追加したモデル。ガイド付きなので初めて使う方でも安心して使える。専門知識を付けて頭一つ抜け出したい人にお勧め。

MaxiSys909
内蔵メモリー128GBを備えたモデル

オクタコアプロセッサ(CPU)を搭載し、内蔵メモリー128GBを備えたモデル。診断/プログラミング/コーディングをする際、MaxiFlash VCIでよりスピーディーに車両情報を読み込める。リチウム電池搭載で8時間の連続使用が可能。

 

問い合わせ:ジースタイル
TEL:04-7187-4405

URL:https://www.autel.jp/