デジタルツールが導く正確な車両診断
京葉道路の原木インター、または外環自動車道の三郷南インターからクルマで約20分の場所に位置しているのが東和オート内にあるTOWATECだ。母体となる東和オートは、昭和56年に設立された老舗の修理工場で、軽自動車から大型車まで、敷地内で車検を通すことができる地域密着型の指定整備工場である。
この東和オートを母体としながら、輸入車を中心に扱う店舗としているのがTOWATECだ。その敷地内には輸入車のユーズドカーが並べられ、建物はボッシュのサービス工場であることがひと目で確認できるスタイリッシュなもの。輸入車ユーザーであれば、まずはTOWATECの受付に行けばいい。
そしてこのTOWATECの強みは、輸入車の整備を効率的に行なうと同時に、コーディングや各エラーコードを消すといったコンピュータにアクセスしながら診断を実施する専用テスターを豊富に揃えていること。メルセデスのDAS/Xentry やBMWのDISなど、各メーカーの専用テスターに加え、汎用テスター類も充実している。
とくにボッシュのカーサービス店でもあるため、ドイツ車の整備にマッチしたメンテナンスツールは豊富に揃えられている。さらに、TOWATECの店長である湯浅健司メカニックは、ボッシュが主催する年間テクニカルトレーニングを受講した後、ボッシュのシステムテクニシャン(BST)への認定試験にも合格している人物で、日本では数少ないボッシュマイスターの一人。つまり、輸入車整備に必要な整備ツールを揃えると同時に、それを使いこなすノウハウとスキルを持つメカニックがいるということ。そのため、迅速かつ確実な整備を受けることができるというわけだ。
得意な車両はドイツ車中心で、取材日はメルセデスやフォルクスワーゲンなどが入庫していた。このほか、アウディやアルファロメオなども得意であるが、昨今はBMWの整備や車両販売が増加中とのこと。E30のM3といったディープな整備が必要なモデルから、リーズナブルな価格で乗れるE46など、年式や車種に関係なく、あらゆるBMWの整備を受け付けいる。また、リーズナブルな価格ゆえに、E46のBMWは販売車両としても力を入れているとのこと。ただし昨今は良い物件が入手しにくい傾向にあるそうで、身近な価格ながら程度も確保された、整備工場ならでは点検・整備が施されたクルマのみを販売車両として店頭に並べている。
高度な整備やカスタム、良質な中古車の販売まで、輸入車このとなら何でも任せられる工場である。
最近多い修理事例
代表モデル:BMW3シリーズ (E46)
01.水回り
ラジエター、ラジエターホース、サーモスタットにウォーターポンプなど、水回りの点検は入念に実施しておきたいのがE46型の3シリーズ。早めのパーツ交換がトラブル回避には有効だ。
02.オイル漏れ
エンジンのヘッドパッキンやオイルフィルターハウジング、パワステポンプの周辺は、オイル漏れが発生しやすいポイント。二次トラブルを防ぐためにも早めの修理がお勧めである。
03.ブッシュやベアリング
サスペンションのブッシュやハブベアリングなどは、車検ごとの入念な点検に加え、オイル交換時などもチェックしておきたいポイント。専門店でのオイル交換は、同時に点検をしてくれるところもある。
●パーツの持ち込み可
●代車有り(無料・要予約)
●得意なメーカー:輸入車全般
- TOWATEC(株式会社東和オート)
- 千葉県松戸市紙敷315-1
- 047-385-3300
- 営業時間:8:30〜18:00 定休日:日曜日・祝祭日
- http://www.towaauto-bcs.com